ブラジル地理統計院(IBGE)が、21日に2016年度の農産物の生産状況を発表した。
それによると、綿花の生産は2年連続で減り、16年の収量は前年比13・6%減の3・5トンだった。棉の植付面積は99万6200ヘクタールだった。綿花減産は、国内2大産地のマット・グロッソ州とバイーア州が、エル・ニーニョ現象による干ばつに悩まされた事が響いたと見られている。市単位での生産量1位のマット・グロッソ州サペザルは、干ばつの影響が小さく、生産量が18・1%伸びたが、生産量2位のバイーア州サンデジデリオは、収量が27・3%減少した。