《ブラジル》ルス駅からクンビッカ空港までの直行高速電車=来年のCPTM13号線開通で実現

 サンパウロ市地下鉄ルス駅からクンビッカ空港までを結ぶ高速電車が、早ければ来年4月にも登場する見込みと、20日付現地紙が報じている。
 これは来年4月に予定されている、CPTM13号線の開通によって実現する。この線は12号線のエンジェニェイロ・グラール駅から同空港までをつなぐが、12号線そのものがルスの一駅先のブラス駅からはじまるので、実質ルスから乗り継げば同空港には行けることにはなる。
 サンパウロ州の予定では、この高速電車は、ルス駅から空港駅まで乗り換えなしのノン・ストップで走るため、実現すれば、乗り継げば52分かかるところが、35分で行けるようになるという。
 ただし、本数は1日8本と限定され、ルス方面行きは8時、10時、12時、22時、クンビッカ方面行きは9時、11時、13時、21時の各4本だ。運賃は5~10レアルとなる見込みだという。
 エンジェニェイロ・グラール駅から空港駅までは13号線だけを使う列車も運行される予定で、こちらは午前4時から午後12時までの時間帯に12分間隔で運行。料金は他の線と同じ3・80レアルとなる。
 ただ、空港駅から空港内の各ターミナルまでは歩くとそれなりの距離があるといい、そこにたどりつくための専用バスに乗る必要があるという。