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東西南北

 現在、下院では、テメル大統領に対する2度目の告発審理を認めるか否かに関する審議の準備中だ。そんな中、同大統領にとり、本拠であるサンパウロ州政界の先輩で、連邦議員の長老でもあるパウロ・マルフ下議が「私はテメル君が正直であることを101%信じている」と27日に言い切った。マルフ氏は最初に審議を行う憲政委員会の委員の一人だ。それにしても気になるのは「101%」という中途半端な数字だ。「セニョール賄賂」の異名を取るほどの汚職政治家として知られる同氏だけに、「まさか、その1%分は賄賂の手数料?」という冗談も。ラヴァ・ジャット作戦の後だけに、かんぐってしまいたくなる。
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 サンパウロ市内のバスの車中で自慰行為を重ね続けて逮捕された男性のことが先日話題を呼んだが、27日は同市で、午前中だけで3人がバス内で同じ行為を行って逮捕される異常事態が発生した。7時頃には2件起き、東部タトゥアペーでは26歳の男性、北部イミリンでは31歳の男性が逮捕された。また11時45分には南部ジャバクアラで50歳の男性が逮捕されている。日本だと、「猥褻な事件は春先に多い」などとよく言ったものだが、ブラジルも同様か。
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 27日、欧州チャンピオンズ・リーグのグループ・リーグの試合で、ネイマールのPSGが、ドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンを全く寄せ付けず、3―0で圧勝。ネイマールも1得点1アシストの大活躍だった。奇しくも、PSGはブラジル代表の、バイエルンもドイツ代表の中心選手が多いチーム。W杯に向けても嬉しい勝利だった。

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