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■ひとマチ点描■Youtubeで伝わる竹工芸

製作工程を見せてくれた八反田さん

製作工程を見せてくれた八反田さん

 世界で絶大な人気を誇る動画サイト「Youtube」で日本文化を習得し始めた日系の若者に出会った。ポルト・アレグレ市の日本祭り会場内で自身の竹細工を販売していた八反田イーゴルさん(二世、36)だ。
 八反田さんはサンパウロ市のベラス・アルテス芸術大学の製品デザイン科を卒業。「Youtube」で日本の木竹工、田中旭祥さんなどの作品を見て12年から竹工芸を勉強し始めたそう。
 八反田さんは目の前で手際よく竹の加工工程を見せながら、「日本の工芸を見せる場所は少なく、僕にとっても良い場所になっている」と祭りの出店理由を語った。
 八反田さんが制作しているのは、色とりどりの羽根が付いた風車や照明などの家具だ。照明には各種あり、球体や動物の形など八反田さんの遊び心が伺える。
 八反田さんの作品はHP(www.igorhatanda.com)で確認できる。問合せは、(メール/contato@igorhatanda.com、電話/54・3261・1293)まで。

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