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《ブラジル》ミナス州北部=保育園の夜警が燃料撒き放火=幼児4人と教師1人が死亡

 ミナス・ジェライス州北部のジャナウーバ市の保育園で5日朝、子供や教師が集まっている最中に夜警が燃料を撒き、火を放つという事件が起き、幼児4人と教師1人が死亡、約40人が負傷した。
 同日付現地紙サイトによると、事件が起きたのは、同市リオ・ノヴォ区の市立保育園ジェンテ・イノセンテだ。
 放火したのは、2008年から同保育園の夜警を務めていたダミアン・ソアレス・ドス・サントス容疑者(50)だ。同容疑者は7月と8月に休みをとり、9月に復帰したが、健康上の問題で辞職を申し入れていた(一部の報道では解雇されたとの表現を使用)。
 同容疑者はこの日、医師の診断書を持って保育園に行き、園長らと話し合ったが、その直後、園児や教師が集まってレクリエーションに興じている場所に行き、アルコールを撒き、火をつけた。
 目撃証言によると、同容疑者はこの時、園児や教師の上にアルコールを撒き散らした上、自分にも燃料をかけて火をつけたという。
 火は瞬く間に燃え上がり、消防が駆けつけた時点で既に、4~6歳の園児4人が死亡。市内の病院には教師2人を含む40人が運ばれ、25人が入院。ショック症状を起こしていた15人は退院許可を得、帰宅した。
 入院患者の内14人は4~5歳の園児で、少なくとも体表面積の20%に火傷を負っている。また、15人は呼吸が困難で、機械の補助を必要としている。
 火はまもなく収まったが、負傷者が多く、重傷者を火傷治療には定評のあるベロ・オリゾンテ市の病院に運ぶための小型機なども派遣された。患者の一部はモンテス・クラーロス市の病院にも運ばれた。
 同日午後の報道によると、サントス容疑者は、体表面積の90%に及ぶ火傷を負い、病院に運ばれたが、3時間後に死亡した。また、入院中だった保母の1人も助からなかった。
 同州のピメンテル知事は同日中に同市を訪問、テメル大統領もツイッターで弔意を表した。
 ジャナウーバ市の病院では火傷治療用の資材がなくなり、市が資材や衣類、水の寄付を要請している。同市市長は、7日間の服喪を宣言した。

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