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「伝統の灯を後世に」=祥こう流吟剣詩舞道大会、12日

(左から)椿さん、森下理事長、宮村会長

(左から)椿さん、森下理事長、宮村会長

 ブラジル祥こう流吟剣詩舞道本部(森下祥星理事長)は、『第32回祥こう流吟剣詩舞道大会』を11月12日午前10時から大阪なにわ会館(Rua Domingo de Morais, 1581, Vila Mariana)で開催する。入場無料。

 祥こう流は66年、明治期に創始された神刀流剣武術を源流に創始。日本の宗家松永悠楓氏が84年来伯し、その翌年にブラジル支部が設立された。

 今大会では祥秀会など四つの教場と祥こう流吟部が計53の演目を披露。女性は扇を持って踊り吟じ、若人衆は真剣を手に力強く舞い、平安から現在まで歴史に残る名場面を演ずる。

 詩吟にはブラジル人女性も参加。同大会で詩吟を初めて聞き、その旋律に感涙したことから始めたという。ブラジル吟剣詩舞連合会の宮村秀光会長は「日本人でさえも理解しづらいもの。でも人種を超えて琴線に触れる何かがある」と魅力を語る。

 案内に来社した森下理事長、宮村会長、椿治子さんは「歴史に残る名場面にその時代を生きたの人の心を込めて踊り吟じます」と語り、「小さな灯でもこの伝統が消えないようブラジルの地に残していきたい。若者には伝統を汲み取り、未来を見つめてもらえれば」と参加を呼びかけた。

 問合せは森下理事長(11・5579・8943)まで。

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