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《サンパウロ州》カンピーナス市で28歳の男性が5人を銃殺=父や姉2人などが犠牲に

 10月30日、サンパウロ州カンピーナスで28歳の男性が、肉親や元恋人ら5人を殺した後、自殺するという惨事が起きた。
 10月31日付現地紙によると、犯人は銀行警備員のアントニオ・リカルド・ガロ容疑者で、朝6時30分頃、ジャルジン・コンセイソン区で出勤途中のアナ・クリスチナ・ガロさん(37)を銃殺。その後、自宅に戻り、アレッシャンドラさん(34)を殺して放火。自宅前で父のアントニオ・ヴァレンチン・ガロさん(60)も銃殺した。ダウン症の姉とアナさんの長男(11)、長女(4)は無事だった。
 同容疑者は隣人のエレニウソン・フレイタス・ドナシメントさん(31)も銃殺後、元恋人のカミーラ・クリスチーナ・フィォリーニさん(26)宅に向かい、家の前に停車中の車の中にいたカミーラさんと、恋人のウィリアム・デ・オリヴェイラ・コスタさん(28)に発砲。ウィリアムさんは即死したが、カミーラさんは命を取り留めた。
 同容疑者は警察車両とヘリコプターの追跡を受け、自分の車を停めると、頭に銃を当てて引き金を引き、自殺した。
 同容疑者は銃の不法所持などで逮捕されて家を追い出された他、家族とのケンカや父親への暴行など、種々の問題を抱えていた。「刑務所を出たら、皆殺しにしてやる」と話していたともいう。

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