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国際交流基金=松尾副所長離任、後任に山氏=「120年に繋がる事業を」

(左から)松尾さん、山さん

(左から)松尾さん、山さん

 国際交流基金サンパウロ日本文化センターで、12年5月から5年以上に及び副所長を務めた松尾博貴さん(45、埼玉)と新任の山雄起さん(33、三重)が24日、離着任の挨拶のため本紙を訪れた。

 松尾さんは「一つ一つが印象深く、記憶に残っている。一つには絞れないよ」と感慨深げに語り、5年間を振返った。15年の日伯外交樹立120周年に伴う文化事業に始まり、ジャパン・ハウスビル内への事務所移転など様々な事業に携わってきた。

 「文協や県連をはじめ、日系社会にはお世話になり、大変良くして頂いて感謝感激だ。110周年事業が成功裏に終わることを期待しています」と謝意を滲ませた。

 新任の山さんは、昨年に同基金に転職。前職では、09年から11年にブラジル駐在経験を持つ。「転職して二年目にしてブラジルに転勤になるとは思ってもいなかった。何か運命的なものを感じている」と喜びを見せた。

 今後は語学教育関連事業に携わっていくといい、「日系社会の歴史を踏まえ、どのように事業を行っていくか。次の120周年を見据え、次に繋がるものをやっていければ」と期待を語り、「前任者の意志をしっかりと引継ぎ、日系社会のために少しでも貢献できるよう邁進してゆく」と意気込みを語った。

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