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東西南北

 本日付本頁で報じている連邦警察の新警視総監選出の話だが、セゴーヴィア氏を推薦したサルネイ元大統領は、既にお蔵入りになったとはいえ、「ラヴァ・ジャット作戦(LJ)をつぶそうと画策した」容疑で連邦検察庁からレナン・カリェイロス元上院議長やロメロ・ジュカー上議らと共に捜査対象となった人物だ。その人が、次の警視総監に自分と極めて近い立場の人物をロビー活動で推し、その指名が実現したとなると、それこそLJへの妨害行為にならないのだろうか。むしろ検察庁が動くとしたら今なのでは? ブラジルのメディアは既にこの件に一斉に飛びついているが、国民もしっかり注目すべきことではないか。
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 7日、サンパウロ市東部カンガイーバのバス停で、41歳の服飾職人の男性が、その教え子である33歳女性を、他の人もいる前でナイフで刺して殺すというショッキングな事件が起きた。傍にいた女性の友人(43)は、容疑者のナイフで負傷しながらも何とか取り押さえようと格闘し、大声で助けを求めた。その結果、集まった人たちは容疑者をリンチし、容疑者も死亡した。リンチでの逮捕はなかった。容疑者は、犠牲者にふられた腹いせで殺害を行ったという。
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 8日のサッカーの全国選手権、コリンチャンスは敵地クリチーバでのアトレチコ・パラナエンセ戦を1―0で制した。残り5試合の時点での勝ち点差は、2位グレミオとの間が8点、3位サントスとでは9点となり、優勝に向け、大きく前進した。現在セレソンに召集されて欧州にいる守護神カシオが戻る頃、優勝ということもあるかも。

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