ブラジル連邦政府は16日、今年末で期限が切れる国内自動車産業活性化計画、Inovar―Autoに代わり、来年から導入される予定だったRota2030の実施を、南米共同市場(メルコスール)と欧州連合(EU)との間で進行している通商交渉の締結まで先送りする意向を示したと、17日付現地紙が報じた。
今年12月31日に期限切れとなるInovar―Autoは、国産車と輸入車の間で工業製品税(IPI)の税率に差を付けたり、国内製造車でも国産部品を一定の割合以上使用しなければIPIの税率を引き上げたりしている。