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アルゼンチンの潜水艦=爆発説を思わせる証拠浮上=最後の交信から3時間後に異常

 15日から行方不明となり、国際的に懸念が広がっていたアルゼンチンの潜水艦「ARAサンフラン号」に関し、同国海軍が23日に「15日に爆発した可能性がある」と報告した。23日付現地紙が報じている。
 乗組員44人を乗せたARAサンフラン号は、15日に同国南端のウシュアイアを出発し、同国北部のマル・デル・プラタに到着予定だった。だが、同国のサンホルへ湾から430キロ離れた海域からの交信後、消息が途絶えた。
 同艦は電気系統の故障を起こしており、水面に浮上しなければ船内の空気は1週間から10日しか持たないため、命が心配され、11カ国が捜索に乗りだしていた。
 捜索は難航を極めていたが、23日午前、アルゼンチン海軍は「ARAサンフラン号と最後に連絡が取れた3時間後に、水中音響に異常があったとの連絡があった」との情報を初めて流した。
 この情報は在オーストリア大使館から得たもので、潜水艦が消息を立った海域から55キロ北の海域で、特異で単発、暴力的で短く、かつ非核性の爆発が疑われる水理学的な異常が確認されたという内容だったという。この情報は米国から受けていた異常情報とほぼ同じ内容だという。
 在オーストリアのアルゼンチン大使は、核実験制御団体のメンバーでもあり、水中音響の異常を観察していたという。

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