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《ブラジル》日本人移民110周年=ドリア市長「市を挙げて祝う!」=各所に日伯友好シンボル=記念切手、実行委員会も

(左から2人目)ドリア市長

(左から2人目)ドリア市長

 翌年に控える日本移民110周年に向けて、サンパウロ市のジョアン・ドリア市長をはじめ市局長らと主要日系団体代表者、日系市議らが一同に会し、17日、市長執務室で会合が開かれた。ドリア市長は、祝賀事業への積極支援を表明するとともに、実行委員会設置について言及。東洋街のみならず市全体を巻き込んで祝賀事業を支援する意向を示し、官民一体となって節目を祝う体制が整いそうだ。

 野村アウレリオ市議の招集により、開かれた今会合。野口泰在サンパウロ総領事、関口ひとみ首席領事らを始め、日系社会から呉屋春美文協会長ら日系団体代表者、大田正高市議、羽藤ジョルジ市議、林ロドリゴ・ゴウラルト市議が出席した。
 冒頭、野村市議より、110周年記念事業の概略説明があったほか、東洋街活性化などを含む提言を市側に提示。野口総領事は、若手を巻き込んで記念事業を行っていくことや、皇室ご来伯の可能性について言及した。
 記念式典が県連主催日本祭で開催されることを知ったドリア市長は、「昨年、日本祭に出席したが大きな感激を受けた」と絶賛。「海外最大の日系社会を抱える聖市において、市を挙げて大祭典を全力支援する」と表明し、矢継ぎ早に案を提示した。
 ドリア市長は実行委員会の設置について言及。市行政及び日系社会代表者に加えて、サンパウロ州に拠点を置く進出企業10社や日系シェフ坂本淳さんなどを構成員とし、官民一体となって記念事業を行うよう検討してゆく。
 委員会の役割は、第一に主要記念式典への支援だ。ドリア市長は「皇室に御臨席頂ければ、それは大変有難いこと。だがその有無に関らず、気高さを持って事業を進めていかなければいけない」と言及した。
 第二に、日伯友好親善の象徴となるモニュメントの設置だ。ドリア市長は、米国発の公共美術で世界都市に普及している「COW PARADE(牛の行進)」の例を引合いに出し、「日本人や日系伯人の美術家によって、日系伯人の心を表わすようなものができないか」と語り、「それを東洋街のみならず、市内各所に設置してゆく」とした。
 野村市議から提案のあった110周年記念切手の発行について賛同を示したほか、鈴蘭灯の取替えなど東洋街活性化についても言及。次回会合は山田彰大使らも出席の上、来月14日に開催されることが決定した。
 最後にドリア市長は「4回訪日した。私は熱狂的な親日家だ。日本人の規律、哲学、献身、敬意など日本人を心の底から称賛するに十分な理由がある。海外最大の日系社会があるこの町の市長であることを幸せに思っている」と賞賛した。
 会合を終えた呉屋文協会長は「非常に前向きな内容。聖市の発案に感謝したい」と語り、「聖市の記念事業への参画は大きな助けとなるはず」と期待を寄せた。

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