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 俳誌『朝蔭』457号が11月に刊行された。《古海苔を浸して佃煮作るかな》(壇正子)。そういえば、台所の引出しの奥に一昨年もらった海苔が…。《諍いしことも懐かし墓洗う》(湯田南山子)、《愛されて今も惜まる墓洗ふ》(菊地信子)も考えさせられる作品。やはり、墓を見れば生前の人徳が偲ばれるようだ。茶畑での仕事を終えて帰宅した母からほのかに漂う茶の香りを詠んだ《茶摘終へ香りまとひ母戻る》(寺澤哲子)は、紅茶生産最盛期のレジストロの様子を詠んだものだろうか。作品自体からも、何ともいえない風情が漂う秀作か。

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