ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

 俳誌『朝蔭』457号が11月に刊行された。《古海苔を浸して佃煮作るかな》(壇正子)。そういえば、台所の引出しの奥に一昨年もらった海苔が…。《諍いしことも懐かし墓洗う》(湯田南山子)、《愛されて今も惜まる墓洗ふ》(菊地信子)も考えさせられる作品。やはり、墓を見れば生前の人徳が偲ばれるようだ。茶畑での仕事を終えて帰宅した母からほのかに漂う茶の香りを詠んだ《茶摘終へ香りまとひ母戻る》(寺澤哲子)は、紅茶生産最盛期のレジストロの様子を詠んだものだろうか。作品自体からも、何ともいえない風情が漂う秀作か。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 大耳小耳2017年5月20日 大耳小耳  柳誌『ぶらじる川柳』(ぶらじる川柳社)が213号を5月に発行した。《テーメルさん何とかしてよこの不況》(中山哲弥)と大統領に頼む作品を目にした日、皮肉なことにその本人が一番の苦境に立たされていた(詳細2面)。《冷蔵庫前にたたずみはて!なにを》(久保久子)を読んで、「私も、私も […]
  • 大耳小耳2018年10月20日 大耳小耳  正派ブラジル筝の会・生田流正派は昨年、8人の会員で日本の国立劇場で行なわれた唯是震一三回忌追善演奏会に出席し、「酒歌」の演奏に参加したとか。伯国からの参加に、日本の家元も喜んでいたそうだ。「酒歌」は本演奏会でも発表される。また、北原会長が教えた名取3人の生徒は本演奏会初参加だ […]
  • 大耳小耳2018年10月19日 大耳小耳  「高齢者向けに日本語でスマフォやタブレットの使い方を教えてくれる講座があれば、利用者はかなりいるかも」などと思いつき、ネット上で探していたら、聖市文協が「DIGITALIDADE - inclusão digital para a terceira […]
  • 大耳小耳2018年10月17日 大耳小耳  頭の中が日本式の〃常識〃でいっぱいの駐在員が、ブラジルの考え方や習慣に慣れることは、ビジネス成功には欠かせない。日本にも「郷に入っては郷に従え」という諺があるが、先進国たる日本の〃常識〃が優先されるのは、よくあること。お客様がブラジル人である以上に、社内の日系人やブラジル人社 […]
  • 大耳小耳2018年10月16日 大耳小耳  ジャパンハウス(Av. Paulista, […]