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リオ州警察=11月は昨年比で3割以上も殺害=殺人事件の発生件数は微減

ファヴェーラでの騒乱を鎮圧するリオの警察(Fernando Frazão/Agência Brasil)

ファヴェーラでの騒乱を鎮圧するリオの警察(Fernando Frazão/Agência Brasil)

 リオ州保安局傘下の保安研究所(ISP)が15日に発表したデータによると、今年の11月にリオ州内で警察官によって殺害された人の数は125人に上り、94人だった昨年同月比で33%上昇した。
 ISPによると、11月にリオ州全体で発生した暴力による死亡事件の犠牲者は599人で、警察官に殺された人はその20・9%にあたる。
 警察官による殺人増加は、同州の暴力致死率の3・1%上昇を招いた。実際に警察官以外の人物による殺人、強盗殺人、傷害致死などは全て犠牲者の数が減っている。
 2017年1~11月に、リオ州の警察は1035人を殺害している。昨年の場合は925人だったから、11・9%の上昇だ。
 一方、今年11月のリオ州の市警、軍警の殉職者数は3人で、昨年11月の7人より減少している。1月から11月の総計は、昨年が40人、今年は31人だった。
 リオ州での今年11月の殺人事件発生数は453件で、昨年同月に比べて1・7%減少した。
 路上での盗難も、1万2167件から1万144件へと16・6%減少した。商業施設での盗難と住宅の盗難も、それぞれ、13・1%と18・4%ずつ減少した。貨物の盗難も15%減少している。(15日付アジェンシア・ブラジルより)

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