昨日付本面でも報じた郵便公社のストは、12日にはじまったと思ったら、翌13日にあっけなく終了してしまった。職員たちは「保健プランの掛け金徴集開始に反対」してストに入ったが、同調者は少なく、高等労働裁判所(TST)が職員に支払いを義務付ける判決を下したことで一気に尻すぼみ。全国郵便公社職員連盟(Fentect)のジョゼ・ダ・シウ ...
続きを読む »3月 2018の記事一覧
サントス強制立退=銃剣武装の警官に引き立てられ=「何が何だか分からなかった」=いま語る75年前の暗い記憶
サントス沖での独潜水艦による米商船2隻と伯貨物船3隻の魚雷撃沈事件を受けて、1943年7月7日、社会政治警察(DOPS)はサントス沿岸一帯の枢軸国民に24時間以内の強制立退を命じ、日本移民の家族およそ6500人らは突如として生活の全てを奪われた。16年8月にドキュメンタリー映画監督・松林要樹氏が強制立退時の在住日本人名簿を発見 ...
続きを読む »「歴史曲げることできない」=山本賞記念誌の誤り糺す本=ピエダーデの西尾夫妻刊行
記念誌『山本喜誉司賞の歩み』(同賞記念誌編纂委員会編、2009年)の記載内容に異議申し立てをしていた西尾之(故)・章子さん(ピエダーデ在住)夫妻が、同編纂委員会に7年の間に送った抗議文、委員とのやり取り文書、邦字紙に掲載された関連記事やコラム、同記念誌の誤認事項やそれを証明する資料などを一冊にまとめた本を2月20日に刊行した。 ...
続きを読む »カナメHD=職員採用で現地視察=直接雇用の貴重な機会に
株式会社カナメ・ホールディングス(大崎雅洋代表取締役、京都府本社)は、グループ会社への人材供給を目的として、職員採用のため現地視察を行い、先月16日に編集部を訪問した。訪日就労を考える日系人にとっては、直接雇用の貴重な機会となりそうだ。 07年に設立された同社は、グループ傘下に商流、物流、人材派遣、水産加工品製造の4つの事業 ...
続きを読む »酉年会の集い、来月1日=民謡にビンゴ大会も
酉年生まれによる「酉年会」の集いが、復活祭の4月1日午前9時半から、熟連クラブ会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134)で開催される。会費は男性50レアル、女性・同伴者は40レ。 8時半から受付開始。午前中は民謡を愉しみ、弁当を食べつつ歓談。午後1時からは有志持ち寄りの景品や豪華景品が当たるビンゴ大会が ...
続きを読む »■今週末の催し
17日(土曜日) 青葉祭り、午前7時、宮城県人会(Rua Fagundes, 152, Liberdade) ◎ 持続的農業セミナー、午前9時、ブラジル沖縄県人会会館2階(Rua Dr. Tomaz de Lima, 72, Liberdade) ◎ 龍馬会定例会、午後2時、同会(Largo da P ...
続きを読む »大耳小耳
イビウナ市でシソ栽培をしてサンパウロ市で販売をする瀬尾正弘さんが、ビジネス・パートナーを探している。20年前から同地で生産を始め、リベルダーデ区からパウリスタ大通り、イタイン・ビビ区など幅広い日本食レストランや食材店で取り扱われるようになった。今年は生産販売の拡大を計画しており、それに伴ってサンパウロ市内でシソの売り込みや販売 ...
続きを読む »どこから来たの=大門千夏=(58)
しばらくすると別の骨董屋が興奮してやって来た。息を切らすようにして、「ジョーナスが売った皿、今ニューヨークで一万六〇〇〇ドルで売ってるって。あの皿、君が売ったんだって? いくら儲けたんだ? エッたったの三〇〇ドル! バカ! 何やっとるかーバッカアーー真面目に勉強せんか!」 店の奥で終日、本を読んでいる暇な骨董屋はなんていいん ...
続きを読む »銃剣とブルドーザー=米軍に美田奪われた伊佐浜移民=(2)=戦中、機関銃で家族3人失う
「本当は戦争のことも、土地闘争のことも話したくありません」。そう切り出したのは伊佐浜移民のひとり澤岻安信(たくし・あんしん)さん(85)だ。昨年末、澤岻さんの知人宅で取材した際、同席した同県人にウチナーグチ(沖縄の方言)で促されるなか、戦中の体験から少しずつ語り始めた。 激烈な沖縄戦の最中の1945年4月、澤岻さんは13歳だ ...
続きを読む »7年を経て今も残る悲しみに触れ
11日のNHKのど自慢で、「今日は娘と孫の命日です」と言って歌った婦人がいた。11日で東日本大震災から丸7年経ち、自宅解体を決めた人や地元に戻りたくても戻れない人の事も番組で触れていた。なのに、この言葉を耳にした途端、思わず、目頭が熱くなった▼7年間、様々な苦労の連続だったはずの被災者達。家族や親族を亡くし、家も失った人、親の ...
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