東西南北

 週末からサンパウロ州で降り続いていた雨は9日になってようやく去ったが、今回はかなり強く降ったため、被害の報告も相次いでいる。7日にはサンパウロ州ミラカトゥのレジス・ビッテンコート道402キロ付近で土砂崩れが起きて道が塞がれ、一時不通となった。8日にはサンパウロ市セントロのパライゾで、道を歩いていた女性が倒木に直撃され、病院へ運ばれた他、カンポス・ド・ジョルダンでは地滑りも起きた。予報だと、今週は先週末ほど降らないものの、天候は不安定で、週末までは連日で10ミリ前後の雨が降るとされている。そういえばサンパウロ州では、今年に入り、まだすっきりとした青空の日がないような。
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 6日、サンパウロ市西部ジャグアレーで、武装した2人組が69歳の男性の自宅に侵入、男性の両足をナイフで刺した上、寝室二つと車庫のバイクに放火する事件が起きた。男性は顔と腕にやけども負ったが、救出され、病院に運ばれた。火事は消防が消し止めたが、被害は車庫全体と門にも広がったという。男性は1人で家にいたが、玄関先で手を叩く音が聞こえたので確認に行くと2人組がそこにおり、家の中に侵入。バイクの鍵を渡すのを拒んだために襲われたという。犯人は逃走中だ。
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 サンパウロ市西部のヴィラ・ソニアでは、25日の市制記念日に無料の動物病院が開業となる。既に東部タトゥアペーや南部トゥクルヴィにも同様の病院があり、市ではこれが三つ目となるが、今回できるものは市や州が絡んでおらず、全国小動物獣医協会が独自に運営するものだという。ペットを診てもらいたい人は試してみては。