ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 来週は全ブラジルの目が、24日のルーラ元大統領の第2審裁判に釘付けになりそうな予感だ。裁判は午前8時30分からはじまり、午後3時頃には判決が出そうとのこと。この裁判の模様が当日、開催場所となる第4連邦地域裁から、ユーチューブを通じて生中継される。あまりにもたくさんの人が見るため、回線がパンクしないかが気になるところ。ブラジル国民にとっての歴史的一瞬がリアルタイムで確認できるのは、テクノロジー様様といったところか。そして裁判終了後に、結果がどちらに転んでも起きるであろう抗議行動による混乱も、今から怖い。
     ◎
 民主社会党(PSDB)のジョゼ・セーラ氏は、今年の選挙には出馬しないことを18日に明言した。セーラ氏の場合、いま上院議員なので、本来なら任期の切れる22年までは出馬する必要は無い。でも、選挙のたびに何かに立候補している印象が強い人なので、今回もサンパウロ州知事選に出る噂が立っていた。そんなセーラ氏もすでに75歳で、上議満了の年には80歳になる。さて、次の出馬はいつになる?
     ◎
 サッカーのサンパウロ州選手権で、パルメイラスは他のチームから1日遅れで18日に開幕を迎えた。3万人を超す観衆が詰め掛けた開幕戦でサントアンドレと対戦したパルメイラスは今期サントスから移籍の新司令塔、ルーカス・リマの活躍もあり、3―1で快勝。コリンチャンスとサンパウロが開幕早々に敗れたのとは対照的に幸先のよいスタートを切った。パルメイラスは今年も、昨年に引き続きの大型補強で話題を呼んでいるが、優勝なるか。

image_print