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J-Test伯国でも開始=年6回の実用日語検定=模擬試験2月3日に聖市で=今回だけ無料、定員に上限

中国で実施したJ-Test試験の様子

中国で実施したJ-Test試験の様子

 外国人の日本語運用能力を測定する『J-Test実用日本語検定』が、今年からブラジルでも実施されることになった。すでに世界10カ国、年間約5万人の受験者数を誇る民間の検定試験だ。四世ビザ解禁の機運もあるなかで、従来の「日本語能力試験」(JLPT)がブラジルでは年1回なのに対し、J-Testは年6回実施可能。日本語能力の検定の機会を増やす一助になりそうだ。実際の本試験の開始は数カ月後となる見込みだが、それに先駆けて「模擬試験」が来月3日午前9時半から正午半まで聖市内で開催される。

 これは、日本国外務省が所管する独立行政法人「国際交流基金」が運営する「日本語能力試験」(JLPT)とは別。
 J-Test(http://j-test.jp/)の主催団体は「日本語検定協会・J-Test事務局」。運営は株式会社語文研究社(代表取締役=秋田点)。つまり民間主導の検定試験だ。
 1991年から実施され、07年には中華人民共和国が政府認定外国語試験として認定。日本の大学や、主に中国などアジアにおける日本企業の現地法人で広く利用されている。
 J-Testは初級者向けの「E‐Fレベル」、中級から上級者向けの「A‐Dレベル」に分かれ、各々の試験で点数によって6レベルに判定される。「A‐Dレベル」では、JLPTのN1以上の能力を測定することができ、ビジネス向けには「ビジネス試験」もある。
 試験回数に関してJLPTが当地では年1回(12月)なのに対し、J-Testは年6回の実施が可能。訪日のタイミングにあわせた臨機応変な検定受験が可能になりそうだ。
 試験内容は、読解試験と聴解試験からなり、漢字や作文の記述式問題を含むのが特徴。「E‐Fレベル」は、読解70分、聴解約30分で合計500点満点(読解300点、聴解200点)。
 「A‐Dレベル」は、読解80分、聴解約45分で、合計1000点満点(読解500点、聴解500点)。
 試験後にはサイト上で、問題、解答、スクリプト、聴解試験音声が公開され、自己採点や試験後の復習ができる。試験終了3週間後には成績検索ができ、4週間後には認定証、成績表、個人成績表、参考資料の4種が受験者に発送される。
 なお、本試験の開始は数カ月後となる見通しで、受験料については現在未定。
 今回の模擬試験はJLPTのN2以上、もしくは、中級レベル相当の受験者を対象。定員数に上限あり。試験会場は申込者に対してのみ、後日連絡される。締切りは今月29日まで。模擬試験の申込みは(jmaster.brasil@gmail.com)まで。


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 J-Test公式ホームページ(http://j-test.jp/)では、試験後の問題、解答、スクリプト、聴解試験音声が受験者のみならず、一般に公開されている。さらに、過去問題の一部が抜粋された「毎月の練習問題」や、今話題のトピックを取上げた「毎月の読解問題」など、試験対策用に教科書を購入しなくとも、豊富な量の練習問題が掲載されている。特に毎月の読解問題では「NHK受信料」「飲食店の喫煙規制」「浅田真央選手(スケート)」等々、世相を反映した様々なテーマが取上げられており、日本の今を知る上でも役立つかも?!

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