ブラジルサッカー=全国選手権の日程発表=コリンチャンスの連覇なるか?大型補強でパルメイラスの雪辱なるか?

 ブラジル・サッカー連盟(CBF)は5日、今年のサッカー全国選手権(ブラジレイロン)の日程を発表した。
 今年も一部(セリエA)は全20チーム、ホームアンドアウエーの2回戦総当り方式で38節が行われる。
 例年なら開幕は5月の2週目の週末だが、今年は違う。それはW杯が6月14日から7月14日にかけて行われるため、その間のリーグ戦が中止されるからだ。12節と13節の間が大きく空くことになる。
 最終の38節は例年どおり、12月最初の日曜日だ。今年は12月2日となる。
 ブラジレイロンは、毎年1部下位4チームと2部の上位4チームが入れ替わる。今年2部から昇格してくるのはアメリカ・ミネイロ、セアラー、パラナー、そして一昨年、クラブ史上初となる、屈辱の2部落ちを経験したインテルナシオナルの四つだ。
 上位争いでは、昨年の覇者コリンチャンスの2連覇がなるかが注目されるが、そこに昨年の南米覇者のグレミオ、近年例を見ないほどの大型補強を行った一昨年の覇者、パルメイラスなどがどう絡むかが注目される。
 近年はブラジルの国内サッカーは、有力選手を根こそぎ欧州に持って行かれ、寂しい状態が続いているが、渡欧前の期待の若手の台頭にも期待したいところ。また、W杯に国内組から何人召集されるかも注目される。
 4月14日から16日にかけて行われる開幕戦のカードは以下のとおり(開催スタジアムは未定)。
 クルゼイロ対グレミオ、アトレチコ・パラナエンセ対シャペコエンセ、アメリカ・ミネイロ対スポルチ、ヴィトーリア対フラメンゴ、ヴァスコ・ダ・ガマ対アトレチコ・ミネイロ、ボタフォゴ対パルメイラス、サンパウロ対パラナー、サントス対セアラー、コリンチャンス対フルミネンセ、インテルナシオナル対バイーア。(5日付グローボエスポルテ・サイトより)