2月16日にリオ州治安部門の直接統治令を発令し、陸軍大将をリオ州執政官として派遣。新設した治安省にはジュングマン前国防相を配し、空席となった国防相もジョアキン・ルナ・エ・シウヴァ大将が代行するなど、「テメル政権(民主運動・MDB)は軍との結びつきが強すぎるのでは?」と、5日付ブラジル紙が指摘している。
テメル大統領は、16年5月に大統領代行の座に就任してからすぐ、安全保障局(GSI)を復活させ、局長に軍人のセルジオ・エチェゴイェン氏を就けた。同局長は閣僚級扱いとされ、それまでは文民統制だったブラジル情報庁(Abin)の指揮権も付与された。