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東西南北

 W杯開幕まであと100日を切ったが、ブラジルからも、富裕層を中心に、ロシアに観戦旅行に行く人が存在する。ブラジルではロシアの通貨ロシア・ルーブルを売っている両替商は少なく、W杯需要を見越し、35%の手数料を取っているところもあるという。ドルやユーロを買う時の手数料3~6%と比べるとかなり法外だ。「レアルをひとまずドルやユーロに替え、ロシアに着いた時にルーブルに替えた方が有利」と勧める専門家もいる。為替レートをよく確認して、ルーブルを買う際にはご注意を。
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 中銀が、2月のポウパンサ(貯蓄預金)の全体収支は、引き出し分が預け入れ分を7億800万レアル上回ったと発表した。これは2月としては4年連続の事だが、マイナス幅は最も小さかった。また、出し入れではマイナスだが、利息分も入れた預金総額は増えた。引き出し超過は1月からで、2カ月間の引き出し超過額は59億レアル。これも14年以降では最少だ。1月、2月は固定資産税などの支払があるのと所得の回復が、こんなところからもうかがわれる。
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 月曜開催となった、サンパウロ州選手権1次リーグ第10節のパルメイラス対サンカエターノ戦で、ホームのパルメイラスが0―1で敗れる波乱が起きた。しかし、パルメイラスは、開幕6連勝の貯金があり、8強入りを決めている上、先週コロンビアで行われたリベルタ杯に出場した主力を全員温存して戦ったため、ダメージはほとんどない。ただし、「豪華補強で、2チーム分の強力メンバーを揃えたという前評判は?」との嫌味もライバルチームのファンからは聞こえてきそう。

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