東西南北

 サッカーのサンパウロ州選手権は11日の第12節をもってグループ・リーグを終了した。その結果、コリンチャンス、サンパウロ、パルメイラス、サントスのサンパウロ州4強は、A、B、C、D各々のグループをいずれもトップで通過し、決勝トーナメントに進出した。まだ日程、会場などは決まっていないが、準々決勝はA、B、C、Dそれぞれの1位と2位チームの間で行われる。毎年、ルールがコロコロ変わることで知られる同選手権だが、今年は準々決勝、準決勝、決勝、いずれも2回戦制で行われる。通常でも全国選手権に比べれば影が薄いこの大会、今年はW杯もあるのでなおさらだが、優勝に向けてがんばってほしい。
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 11日夜、サンパウロ大都市圏グアルーリョスで、無免許の21歳男性が車を暴走させ、4人をひいた上に、バス停に衝突する事故があった。男性は呼気中アルコール濃度の規定を大幅に超える泥酔ぶりで、ファンキのイベントの帰りだったという。ひかれた4人の内2人は12歳以下の子どもで、67歳の男性は、車の下敷きになった上に数メートル引きずられた状態となり、重症を負った。事故以前に、どうやって車のカギが男性に渡されたのかも問題視すべきだ。
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 9日、午前5時30分から11時30分にかけて、CPTM8号線がエネルギー系統の故障により、全面不通となる事態となった。このため、電車内やプラットフォームにいた人たちが線路内に入り込み、目的地まで線路を歩いて行くなどの混乱が生じた。決して珍しい光景ではないが、起こるたびに恥ずかしさの残る類の事故だ。