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「日本人の脳と日本語の重要性」=ジュニオル氏、出版会12日に

ジュニオル氏

ジュニオル氏

 パウリスタ文学アカデミーと日系文学アカデミーの共催で、脳神経外科医ラウール・マリーノ・ジュニオル氏の著書『日本人の脳と日本語の重要性』の再出版会が、12日午後6時からサンパウロ市セントロにある同アカデミー(Largo do Arouche, 312)内のアウチーノ・アランテス講堂で開催される。
 これは98年に刊行された同書の復刻版。装丁や挿絵等を刷新し、ジュニオル氏へのインタビューも新たに加えて、2千部が再出版された。
 昨年6月、日系文学アカデミーがパウリスタ文学アカデミーを訪問し、その活動状況を知ったジュニオル氏が協力を申し出たのがきっかけ。売上収益は日系文学アカデミーなどに寄付される。
 ジュニオール氏は、国際医学学会に出席のため72年の初訪日以来、12回も訪日し、日本の医学関係者とも深い交流を持つ知日家。日本人の脳の研究を行う東京大学医学部研究室の角田忠信教授と知り合ったことから、日本人の脳の発達における日語の重要性を西洋人と比較、考察した。
 当日は再出版記念式のほか、ジュニオル氏の講演、サイン会も行われる。一冊70レアル。問合せは、同アカデミー(3331・7222)まで。

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