ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 ルーラ氏が不出馬の場合は大統領選での支持率が最も高いジャイール・ボルソナロ氏だが、キロンボに対して行ったとされる発言が人種差別にあたるとして、先週末、連邦検察局より起訴された。ラケル・ドッジ長官は起訴状で、「時代を奴隷時代に戻すかのような言動」と批判した。さらに同氏の息子の連邦下議エドゥアルド氏も、女性ジャーナリストに対して「この世に生まれて来たことを後悔させてやる」などと威嚇した容疑で告発を受けた。2位以下とは僅差とはいえ、まだ、ルーラ氏抜きでは最も支持率の高い大統領候補。今後、こうしたネガティヴな報道も増えていくはずだが、果たして耐えられるか。
     ◎
 サンパウロ市民にとってはおなじみの文化施設SESCが、29日に市内最大の繁華街パウリスタ大通りにオープンすると、早くも話題だ。このSESCは17階建てで、SESCの中でもかなり大規模だ。パウリスタのSESCは、コンサートなどの文化的な催しやスポーツ・ジムなどを備えており、1週につき1万8千人の来場を期待しているという。ジャパン・ハウスやサンパウロ美術館も徒歩圏内だから、観光目当ての場所が増えるのも嬉しいところ。
     ◎
 先週末に開幕したサッカーの全国選手権。サントスは14日、パカエンブー・スタジアムでのセアラー戦で注目の17歳新人ロドリゴのゴールなどで2―0で快勝。コリンチャンスは15日、イタケロン・スタジアムでのフルミネンセ戦を、ロドリギーニョの2得点の活躍で2―1で勝利。共に幸先のよいスタートを切ることができた。

image_print