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南大河州=池田さん軍警総司令官に=日系初、州治安トップに=「治安向上に取り組む」

池田マリオ総司令官(出典=Brigada Militar Facebookページ)

池田マリオ総司令官(出典=Brigada Militar Facebookページ)

 南大河州の軍警のトップ、総司令官に日系人が就任――同州では伝統的に「ブリガダ・ミリタール」(BM)と呼ばれる軍警。その総司令官(comando-geral)にグアイーバ市出身の池田ユキオ・マリオさん(51、二世)が昇格すると20日、現地紙で報じられた。就任式はポルト・アレグレ市の同軍警敷地内総司令部貴賓室で行われる予定だが、日時は不明。セザール・アウグスト・シルメル同州公安局長官が19日に発表した。日系人が軍警の州総司令官に就任するのは、今回が初めて。

 池田さんは1985年に軍警に入隊し、2010から13年までカノアス市の第15大隊の司令官、14年のブラジルW杯サッカー大会では同州の特別警戒センターの責任者を務め、15年から17年まではポルト・アレグレ地区司令官を務めた。
 17年1月にブリガダ・ミリタール副総司令官に今回の昇格は現総司令官のアンドレイス・ダル・ラーゴさんの定年退職によるもの。
 池田さんの父は池田武義さん(佐賀県伊万里市、77)、母はイネス・ユキエさん(山梨県系二世、76)。今回の昇格について本紙取材に答えたユキエさんは、「先週私達にも報告しに帰ってきたので、皆で喜んだ。息子は本当に私達の誇り。寡黙な努力家で噂話もしない人柄。昔から多くの人に信頼されている」と喜びを語った。
 現地紙の取材に答えた池田さんは「昇格後も引き続き州内の犯罪の軽減、治安改善に取り組む」との抱負をのべた。
 現在実施中の採用試験で入隊した警官は、来年から路上警備に就く。池田さんは「試験では4100人の警官、200人の大佐枠を募集しており、6月には2千人の警官の入隊が期待されている。我々の州の治安に価値ある入隊になる」とコメントした。
 副総司令官にはエドゥアルド・ビアッチ氏が就任するとされている。23日にはポルト・アレグレ市で市内の暴力反対セミナーが行なわれ、池田さんがBM総司令官として出席した。

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