原油の国際価格が高騰していることで、ブラジルの石油公社ペトロブラス社の業績が上がっており、今年第1四半期の決算は昨年同期比56・4%増となる69億6千万レの黒字を計上したと、9日付現地各紙が報じた。
これは、四半期決算の結果としては、76億9千万レアルの黒字を計上した13年第1四半期以来の好結果だ。14年に連警のラヴァ・ジャット作戦が発動し、同社に関わる汚職事件が暴露された事で、14年から17年にかけての同社の業績は低迷していた。ペドロ・パレンテ総裁は、「当社はラヴァ・ジャット作戦が始まった時とは全く違う会社だ。この結果と共に、業績回復の流れを推し進めていく」と発言した。