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ラ米最大の観光業展示会=50カ国600団体が参加

展示会の様子

展示会の様子

 ラテンアメリカと世界とを繋ぐ企業間ネットワーク作りを目的として、「ラテンアメリカ世界観光展示会」(World Travel Market Latin America)が先月3日から5日まで、サンパウロ市のエキスポ・センター・ノルチで開催された。
 これは旅行代理店、ツアー会社、ホテル、航空会社、イベント会社など、観光産業に携わる業者が一同に集うラテンアメリカ最大の観光業展示会。参加者の約半数は購買責任者であり、新商品の販売促進や新市場開拓などビジネス機会創出の場となっていた。
 今年は50カ国近くから600の企業及び団体が出展。特にラ米諸国や各州からの出展がその大半を占め、民族舞踊や郷土料理などでも来場客の注目を引いた。
 今回初出展となったアマゾニア・パラダイス社は、昨年11月からアマゾン地域に特化した観光案内業を開始。同社のアンドレ・ブレガ社長は「観光地としてのアマゾンはまだまだ可能性を秘めている。これまでと違う形で何とか売り込みを図りたい」と語る。
 同社が提供するパッケージは、都市観光、ジャングル、釣り、クルージング(船旅)、アドベンチャー(冒険風体験)の主に5つ。旅行の質と快適さを重視し、広範な提携先との連携により、顧客の要望に応じた柔軟なサービスが特徴だ。
 同社のジュリアーノ取締役も「コロンビアやベネズエラなど近隣諸国との協力関係を構築し、アマゾン一帯における統合されたパッケージを提供したい」と語り、「これまでのアマゾン観光の概念を変えられれば」と意気込みを見せた。
 なお、同社は米国、欧州、中国、日本などからの観光客誘致に関心を示しており、多言語対応が可能。来年の「アマゾン日本移民90周年」に向けた特別パッケージも検討している。
 詳細については、同社(HP=http://www.amazoniaparadise.com.br/、電話=92・3633・1156)まで。

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