ブラジル国税庁は、会計犯罪や税制犯罪の捜査経験が豊富な、150人の監査員からなるエリート捜査班を結成し、三権全てにまたがる、800人の公務員の財政状況を監査し始めたと、11日付現地紙が報じた。
国税庁はこれまでに、何らかの不正が疑われるデータがある公務員20万人に関する調査を行っており、不正関与の可能性の強い公務員を800人まで絞り込んだ。今回結成された捜査班は、これら800人のデータを精査することで、今月末までに、犯罪行為に関与した人物や役職、犯罪行為の大要を把握し、新たなオペレーションの対象者を絞り込む意向だ。