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東西南北

 12日にテメル政権が2周年を迎えたが、ダッタフォーリャの統計によると、在任期間中の国民からの人気を200点満点の指数にした場合、テメル氏は、コーロル大統領以降では最も低い、わずか25点だったという。それによると、もっとも高かったのはルーラ政権2期目(2007~10年)だ。ルーラ氏の2期目、ジウマ氏の1期目、カルドーゾ氏の1期目、イタマル・フランコ氏は100点を超えている。一方、ワースト3位はコーロル氏の78点、ワースト2位はジウマ氏2期目の33点だから、テメル氏は罷免された大統領よりも指数が低いことになる。あと8ヵ月弱で数値は上がるか。
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 サンパウロ市西部モルンビの州庁舎近くで14日朝、連邦警察官のマウロ・セルジオ・サレス・アブド氏が2人組の強盗に銃弾3発を浴びて死亡した。2人組は朝5時頃に警官の自宅に忍び込み、同氏が出勤しようとした際に銃を突きつけたが、同氏が応戦。強盗の1人は足などに2発被弾したが、警官は腹部に3発浴び、病院に運ばれたが息絶えた。強盗たちは隣家に逃げ込んだが、そこで逮捕された。強盗の1人は母の日の恩赦で一時出所中の受刑者だったという。
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 サッカーのペルー代表のエースで、ブラジルでもコリンチャンス、フラメンゴの攻撃の要として知られたパオロ・ゲレーロが、昨年11月に発覚したドーピング疑惑に関して、国際スポーツ裁判所で「14カ月の出場停止」の判決を下された。これは上告のできない性質のもので、ゲレーロはW杯行き断念となった。本人にもペルーにも残念な結果となった。

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