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《ブラジル》抗議者襲撃のPT元市議親子逮捕=ルーラ逮捕命令の直後

 16日、ルーラ研究所の前で元大統領を批判した企業家に暴行を加えた件で、11日に殺人未遂容疑で逮捕命令が出ていた労働者党(PT)の政治家親子がサンパウロ市市警に出頭した。17日付現地紙が報じている。
 逮捕されたのは大サンパウロ市圏ジアデマの元市議のマノエル・エドゥアルド・マリーニョ容疑者と、その息子のレアンドロ容疑者だ。2人は4月5日、サンパウロ市のルーラ研究所前で、ルーラ氏やPTの政治家を批判した企業家に暴行を加え、頭蓋骨骨折の大怪我を負わせた。
 この日はルーラ氏がパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事から逮捕命令を出された日だった。被害者の男性は手術の後も20日間の入院を余儀なくされたが、現在は退院している。
 サンパウロ州地裁は11日に両容疑者に対して殺人未遂による逮捕命令を出しており、両者は逃亡中とみなされていた。両容疑者の弁護人によると、今回の出頭は自主的なものだという。
 両容疑者は既に人身保護令を求めて却下されているが、弁護人は21日までは人身保護令を求め続ける意向だという。

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