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 サッカーW杯開催まであと3週間というところで、サンパウロ市のブルーノ・コーヴァス市長が、「過度に大きな音を出す花火の使用を禁止する」法案を採択した。市は90日以内に、この法案を法制化することになる。これによると、打ち上げ花火は今後、大きな音を出さないものか、視覚効果だけのもののみ利用可能で、規格外のものを使用すると2千レアルの罰金になるという。これは、高齢者や子供、ペットなどに花火の騒音が有害との判断からの立案だった。花火業者は早速、猛反対しているという。ブラジルでは、サッカーの大事な試合や祝い事の日に花火は欠かせない存在となっているが、果たして?
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 22日夜、サンパウロ市西部の中流住宅街ヴィラ・オリンピアのロシオ通りで警察と強盗の銃撃戦が発生し、近くを通りかかった36歳の男性が足に銃弾を受けて負傷する事件が起きた。男性は病院で手当てを受け、大事には至らなかった。4人いた強盗のうち、19歳の容疑者1人が逮捕され、盗んでいた携帯電話やパソコンなどを取り戻した。同地区は洗練されたレストランやバーの存在でも知られているが、それらを狙った犯罪がこの半年で増えているという。
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 23日のサッカーのブラジル杯。パルメイラスは本拠地アリアンツ・パルケでのアメリカMG戦で引き分けたが、9日の同戦で勝利していたために2試合の合計スコアで上回り、準々決勝進出を果たした。これで、パルメイラス、コリンチャンス、サントスのサンパウロ州の3チームは共に同杯準々決勝、さらにリベルタドーレス杯の決勝トーナメントに進むこととなった。

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