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聖総領事館=大任終え、佐藤領事が帰朝=元本紙記者の池田副領事着任

佐藤領事、池田副領事

佐藤領事、池田副領事

 在聖総領事館(野口泰総領事)の広報文化班の佐藤卓央領事(43、奈良県)が離任し、池田泰久副領事(34、静岡県)が着任するため、11日に挨拶に来社した。
 佐藤領事は2015年9月に着任し、秋篠宮同妃両殿下の伯国訪問に関する業務という大任を最初からこなした。さらにジャパン・ハウス(JH)の開館準備を印象に残る仕事として挙げた。「計画された3館のうち、サンパウロが最初に出来たのは皆様のご理解と協力のおかげ。開会の際はテメル大統領、アウキミン聖州知事などが出席する注目ぶり。伯国社会で日系社会や日系人が重要視され、尊敬されているからこそ、ここまでできた」と感謝した。
 ジャパン・ハウスが「日系人のルーツに対する誇りにもなると思う」と語り、「同館で先月行われた河野太郎外務大臣の講演では、ブラジル人来場客に向かって『これからもJHをよろしくお願いします』と言っていた言葉は重い。日本側も継続を期待しているのでは」と推測した。
 池田副領事は06~08年、本紙記者として働いた経験があり、今回の着任を「帰伯」と表現した。本紙では、元デカセギのひき逃げ帰伯逃亡者や留守家族などについて報じ、ブラジル日本移民を描いた長編小説『輝ける碧き空の下で』を執筆した小説家・北杜夫を取材するなどの活躍した。
 池田副領事は帰伯後に民間企業勤務を経て、外務省の非常勤職員(専門調査員)となり、本省採用試験を昨年受験して合格、今年から外交官になったばかり。
 池田副領事は15年10月から今年6月まで在ポルトガル日本国大使館に勤めていた。異動の知らせを4月に受け取ったことを振り返り、「本当に驚いたが、大学を出たばかりの自分を温かく受け入れてくれた日系社会に戻ることができると嬉しかった」と語った。
 今回の着任については「110周年という歴史的に重要な年に着任できて嬉しい。また、日系社会、企業と交流を密にし、JHの中長期的な発展に貢献したい」と語り、意気込みとした。

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