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汎パ連盟=日系意識を共有、感激で涙も=統合フォーラムを初開催=青年部創設、150人が参加

第一回フォーラムに約150人が参加した(撮影・Aldo Shiguti)

第一回フォーラムに約150人が参加した(撮影・Aldo Shiguti)

 バストス文化体育協会と汎パウリスタ日伯文化連盟の共催で「第1回汎パウリスタ文協統合フォーラム」が、先月30日、同協会で開催された。聖市文協の後援により初開催した同フォーラムには約150人が出席した。パウリスタ線青年部の創設も発表され、今後に繋がる意義深いフォーラムとなった。

 これはパウリスタ線地域にある日系団体を活性化することを目的として、汎パ連盟傘下の文協関係者が一堂に会し、互いの意識を高め、将来を担う若手の育成を期待したもの。
 式典で挨拶に立った同連盟の川崎ロベルト会長は「どんな町や地域においても、我々の団体の未来を背負って立つのは若者だ」と次世代育成の重要性を強調。ソロカバナ線青年部の活動を参考に、パウリスタ線青年部発足を発表した。
 今回初めてバストスを訪問した野口泰在聖総領事は、様々な地方日系団体を訪問するなかで、課題の一つとして高齢化と後継者不足の問題を感じてきたという。「ここだけで起きている問題ではない。日本でも高齢化に悩まされている」と強調し、農業と観光業の振興による地域活性化の実例を紹介した。
 その上で「地方日系社会が地域経済の潜在力を引き出す方法として農業や観光業を発展させ、地元市役所と協力して活動していければ」との期待を語り、非日系人参加の重要性にも触れた。
 式典には市長代理でノムラ・マルコス副市長、飯星ワルテル連邦下議、小野ジャミール・アンドラジーナ市元市長、野村アウレリオ聖市議、西尾ロベルト文協第2副会長も出席、祝辞を述べた。
 午前の部は「頑張って―文協活性化」を総合テーマに「ボランティアと日系団体」「指導者育成」「文化事業のための資源」ついて若手が講演やスピーチを実施。午後の部は、ワークショップや訪日研修者の体験談発表、太鼓演奏などの通じて親睦を深めた。
 川崎会長はフォーラムを終えて「統合フォーラムが提供するこの場は、他団体の関係者と顔を合わせ、議論を深めて経験を共有することができる。とても重要だ」と手応えを語った。「ここで得られた連帯感を持って、夫々が各団体をよくするために活動してゆく。その根底にあるのは日本の文化、言語、慣習を守り、伯社会にどのように貢献できるかということだ」と語った。
 また、同フォーラムのコーディネーターを務めたカキモト・セルジオさんは「講演者は素晴らしいテーマを提起し、参加者の意識向上に繋がった。自らが内に秘めてきた日系社会の価値観を再認識し、感激で涙を流す人もいた。日本人であるという感情を共有できることは非常に喜ばしいもの。将来に実を結ぶであろう種を我々は植えることができたのでは」と総括した。

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