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東西南北

 今年の秋の異常乾燥で、カンタレイラ水系の水位の危機が再び叫ばれるようになってきた。20日午前9時現在の水位は41・2%まで下がっている。乾季はまだ続くので、30%台に落ちるのはほぼ間違いない。また、水位もさることながら、気になるのはここのところの雨量だ。同水系への降水は4月に22ミリ、5月に13ミリとただでさえ異例の少なさだったが、今月に至ってはまだわずか1・3ミリにとどまっている。一体何が起こっているのか。地球の真裏の日本では、大水害に加え、異常に高温の夏になっているが、地球温暖化などで気圧配置でも何か異変が起きているのか。
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 10月のサンパウロ州知事選に出馬するジョアン・ドリア前サンパウロ市市長(民主社会党・PSDB)が、副候補として民主党(DEM)のロドリゴ・ガルシア下議とシャッパを組むことを決めた。副候補は当初、ジルベルト・カサビ元サンパウロ市市長の社会民主党(PSD)の人物が有力視されていたが、鞍替えとなった。本日付の本面で、ドリア氏の師匠的存在であるアウキミン氏の大統領選に、DEMをはじめとしたセントロンが連立を決めたことを報じたが、その影響がここにも表れたか。
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 今日と明日はサッカーの全国選手権第14節が行われるが、注目はなんと言っても、モルンビ・スタジアムでのサンパウロ対コリンチャンスのクラシコ(伝統カード)だ。今季は両チームとも優勝争いができる順位につけていることも重なって、既にチケットは5万2千枚売り切ったとか。くれぐれも暴動だけは起きないで欲しいもの。

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