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散文

2世第1号の人=ジアデマ 松村滋樹

 珍しく早起きして、ソファで血圧を計っていると電話がなった。早朝に電話がなるのはお葬式の話と決まっているので、恐る恐る受話器を取る。「オレオレ。未だ寝てた?」アチバイアのMさんだった。 「聞いて驚くなー」人をビックリさせるあの独特の抑揚。同船者で病気の人って誰だっけ?それとも元気な人が事故か何かで? 早く教えて!向こうもじれった ...

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イグァスーの滝、2人旅(1)=サンパウロ 平間浩二

 カルナバルが終り、その週の日曜日(2月14日)に2人でイグァスの滝を見に行くことにした。私は一度会社の旅行で行っているが、家内と一緒に行くのは今回が初めてである。旅行社は『CVC』で、全国的なネットワークを持つ格安の有名大手旅行社である。「カルナバル済て2人の旅路かな」 集合場所はフォス・ド・イグァス空港で、ガイドが待機してい ...

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ルーラさんの功罪=パラナグア 増田二郎

 この頃、テレビをつけたり、あるいは新聞や週刊誌をめくると、目に入るのはPT(労働党)政権の汚職事件ばかりです。その水増し予算や公共事業費ピンはねは通常の度を越し過ぎていて、ここに至ってとうとうジルマ大統領の弾劾裁判に発展しようとしています。 ブラジルの歴代大統領にも、規模の大小こそあれ、汚職問題はありました。記憶を遡れば、20 ...

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結婚の今昔=サンパウロ 平間浩二 

 現在、NHKの朝の連続ドラマで『あさが来た』が放映されている。私は今までに放送された朝ドラの内、途中で見るのを止めてしまうことも何度かあった。しかし今回、第1回目の放送から度肝を抜かれ、ずっと見ている。 主人公のあさは、木に登ってタコを背負い飛び降りたり、奇想天外な発想と行動を持ち合わせた好奇心の強いおてんばな娘である。それに ...

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妻の愛したミケの死=マリンガ 園尾彬

 亡妻の愛していた猫ミケが、あっけなく死を遂げました。妻の形見だという思いで、10年間いっしょに過ごしてきたミケでした。何の病気も患わず元気だったミケは急に食欲が無くなり、医者には連れて行ったものの、退院後4日目に16年の命を終えました。人間の寿命にすれば、80歳だそうです。 そうすると私の人生もそろそろ終末に近いことを示唆され ...

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生まり島の辺野古新基地建設に思う=サントアンドレー 大城栄子

 2月19日付ぷらっさ欄の、松本正雄さんの投稿文を読みました。沖縄県民の民意を無視した安倍政治への不信を訴えていることに私も同感です。国民主権の政治をしているのだろうか?何かに憑りつかれていて、暴走しているかのように窺えます。 島を離れて海外に住み、年を重ねる毎に郷愁が深まり、故郷の現状を憂うようになっています。毎朝一番にインタ ...

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我が妻のおもてなし=サンパウロ 平間浩二

 1973年1月、リオデジャネイロに彼女を呼び寄せた。その月に、ささやかではあったが、晴れて結婚式を挙げることが出来た。私が渡伯して2年目であり、本格的なブラジルの生活が始まった。 私は家内に対し、40余年経った今でも忘れられない苦い経験を持っている、というより大変に申し訳なかったと思っている。その罪の償いと思って、この文章を書 ...

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ニッケイ新聞と日系=サンパウロ 吉野功努雄(てつお)

 ニッケイ新聞土曜日の『国際派日本人養成講座』を興味深く読んでおります。『日本文化』も読みましたし、親戚にも送りました。本や新聞は一人でも多くの人に廻して読むように務めております。幸い今ではXEROXの機械が沢山あり、良い記事はコピーして皆んなに配っております。 『日本文化』は次世代の人が日系人であるという誇りと自信を持つ為に役 ...

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『日本文化』を読んで=サンパウロ 村崎道徳(ブラジル日本会議 顧問)

 私は戦後70年来、この本のように教育勅語を肯定して書き進めた本を見たことがない。人の生きるべき道。人類の規範を分かり易く、多くの人の体験と意見を織り混ぜた教育勅語の真髄を見事に表現した本だ。何回も読みかえした。 そもそもこの本が外国のブラジルから出版された意義は誠に大きいと思う。何故なら、日本人は外圧に弱い。良いものは良いと外 ...

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私の2世観について=サンパウロ 平間浩二

 2世観といっても時代的背景及び家族構成、生活環境等によって千差万別であると思う。時代の流れから大別すると、戦前と戦後に分けることができる。このように二分しても、戦前、戦後の2世の人間性、人格等については何ら変わることはない。あえて言うなら、戦後よりも戦前の方が日本的文化の素養を身に着けている人が多いように思える。 戦前の移住者 ...

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