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特別寄稿

シャペコ現地ルポ=「カンペオン・ヴォウトウ!」=街角にあふれるクラブ愛=聖市在住ジャーナリスト 沢田啓明(ひろあき)=(上)=天も号泣したシャペコ

悲しみに包まれたシャペコエンセのスタジアム(写真=沢田啓明さん撮影)

 12月3日、シャペコでは朝から冷たい雨が降り続いていた。  正午過ぎ、シャペコエンセのホームスタジアム「アレーナ・コンダ」に最初の棺が到着すると、スタンドを埋め尽くした観衆が総立ちになり、自然発生的に「カンペオン・ヴォウトウ!」(チャンピオンが帰ってきた!)と大声で歌い始めた。涙声も混じっている。  ブラジルへ渡ってからちょう ...

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内陸水路3302キロの可能性=船舶の建造は今年かなり減少=急がれる閘門システムの構築=パラグァイ在住 坂本邦雄

パラグァイ常石造船所で。進水間際の4千馬力級のプッシャーボート

 造船業界の話では、パラグァイにおける今年の新造船の受注量はかなり減少したと言う。これは最近、製鉄産業への原料鉄鉱石の輸送量が一段と低下し、船腹の需要が著しく減ったためのようだ。UIP・パラグァイ工業協会の視察団が、先日複数の造船所を見学した際に、この問題は指摘された。この事態が現在諸造船所の新バージ建造の不振を招いている。   ...

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河川輸送大国パラグァイ=常石造船所を見学して=海がない国の工夫と知恵=アスンシォン在住 坂本邦雄

屋外船台で建造中の3千トン級バージ

 去る11月10日(木)はアスンシォン老人クラブ寿会(菊池明雄会長)の会員41人が、首都アスンシォンの南方約40キロに所在する常石グループの造船所を見学した。港町ビリェタ市のパラグァイ河沿い工業団地内に、2008年に開設された同造船所。寺岡工場長の案内によって、皆で老いの好奇心もよろしく、珍しい施設や設備を楽しく見学する有益な機 ...

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予想を裏切った米国大統領選挙=型破りトランプの登場で世界はどうなる=駒形 秀雄

2016選挙結果

 11月8日米国で行われた大統領選挙で、当初泡沫候補とされていたドナルド トランプ氏が当選を確実にし、その意外さに、世界は衝撃を受けました。  トランプ氏は今まで一回も政治職に就いた経験もなく、その特異な言動や女性を見下したような過去の発言も伝えられ、種々の世論調査からも、対立候補のクリントン女史に勝てないと見られていたからなの ...

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宮尾進さんのこと=聖市 中島宏(西風会)

 宮尾進さんが亡くなられた。  日系コロニアにとって、かけがえのない人がまた一人、消えた。それに対する無念さと同時に、「諸行無常」という言葉が否応なく迫ってくるという感じもある。  宮尾さんは、ブラジルの日本人移民の歴史を丁寧に調査し、そこに生じて行った様々な事象を分析し、考察することによって、移民とは何かという大きなテーマを終 ...

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メルコスール加盟の裏幕=ジウマの秘密工作を暴露=〝独裁体制〟ヴェネズエラ=アスンシオン在住 坂本邦雄

ベェネズエラのマドゥロ大統領とボリビアのエボ・モラエス大統領(Foto: AVN/ABI 5/3/2016)

 伯国のヴェージャ誌(10月7日号)が報じるところによると、時のジウマ・ルセフ大統領(2011年1月―2016年8月)は、ブラジルがパラグァイに対する双国イタイプー水力発電所の同国分余剰電力買い上げ価格を3倍に値上げする事をもって、ヴェネズエラが望むメルコスールへの正会員国加盟を認めさすべく、パラグァイ国会を説得(買収)する策略 ...

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人体用語の語源を辿る「アッ・ハー体験」で言葉を楽しむ=聖市 ヴィラカロン在住 毛利律子

レオナルド・ダ・ヴィンチの人体図(en:Vitruvian Man、Leonardo da Vinci [Public domain], via Wikimedia Commons)

 小難しい響きのある「医学用語」だが、実は、その言葉が生まれた背景にある「文化(その地域の宗教・言語・慣習)」が興味深い。世界には国の数ほど文化があるわけだが、それら、古代に発祥した病に関する言葉が現代の私たちが何気なく使っている言葉につながっているのが意外な発見となり、いかに人類が古くから病と格闘してきたかをうかがい知ることに ...

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統一選挙で変わるかブラジル=新人ドリア登場で見えた一条の光=駒形 秀雄

ドリア氏(By TinaBornstein (Own work), via Wikimedia Commons)

 「暑いですね」「いや、また寒くなりましたね」こんな事を言っているうちに9月も過ぎ、10月2日ブラジル全土で統一地方選挙が行われました。  この選挙は私達の市町村の首長や議員を選ぶ身近な行事なのですが、あまり大きな話題にもならず、いつの間にか始まり、そして終わったという感じでした。  この『静かな選挙』の理由としては、今回から実 ...

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テメル新大統領のパ国初訪問=10月に課題盛りだくさん=べ国マドゥロの末期的な罵詈雑言=パラグァイ在住 坂本邦雄

物議をかもしているベネズエラのマドゥロ大統領(Foto: Freddy Zarco/ABI, 13/10/2015)

 パラグァイ外務省と駐巴ブラジル大使館の共同発表に依れば、テメル新大統領は、地域諸国の中では初めての外遊先となるパラグァイを来る10月3日(月)に公式訪問する事になった。その目的はイタイプー、貿易、インフラ整備やメルコスール等の盛り沢山な諸問題の見直しの検討にあり、カルテス大統領との精力的な首脳会談が予定されている。  パラグァ ...

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女傑「ラス・レシデンタス」の国=パラグァイ日本人移住80周年=隠れた女性の貢献こそ社会の基礎=アスンシォン在住 坂本邦雄

ラス・レシデンタスのモニュメント

 パラグァイの名物と言えば『ナランハ』(ミカン)、『ジェルバ・マテ』(マテ茶)と『女性』が有名である。ナランハはブラジルで言うラランジャだが、パラグァイのものとは一寸味が違う。ジェルバ・マテもアルゼンチン、ウルグァイ及びブラジルでも知られるいわゆるマテ茶だが、元はグアラニー族分布領域の在来植物であって、従いパラグァイが自生マテ茶 ...

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