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樹海

ブラジルの統計数値はどこまで信用できるか?

キチンと読み書きできる大人は4人に1人しかないという現実

キチンと読み書きできる大人は4人に1人しかないという現実  本紙2面の19日付記事『本当の失業率は過去最悪=就職断念者入れれば約25%=「政府の雇用改善宣言は欺瞞」』を読んで、思い出した。  難しい学術書にも関わらず異例の世界的なベストセラーになった『21世紀の資本』を書いた仏人学者トマ・ピケティが、研究対象にブラジルを含めなか ...

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セレソンへのシニカルな見方はいつ終わる?

代表選出された23人

 14日、W杯サッカーがちょうど1カ月前を迎えた時点で、セレソンが出場23選手を発表した。ただ、盛り上がりには欠けている▼それはなぜか。「前回の大会でドイツに屈辱の1―7の大敗を喫したことで、国民からの信用が薄れているから」。それもある。「出場しても、またみじめな敗戦をして終わるだけなのでは」。そういうペシミスティックな感情論も ...

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人権裁判所の判事が家庭内暴力で辞任

・マリス氏が家庭内暴力で同判事告発との記事を週末に出た雑誌が掲載した事が原因だ▼マリス氏は昨年12月に離婚したが、家庭内暴力は肉体的、精神的の両面に及んでいたという。同氏によると、17年10月には髪の毛を引っ張り、自宅の階段で引き倒した上、ナイフを持ち出して殺そうとさえしたが、周りの人が止めたため、殴って突き飛ばすだけで終わった ...

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腰痛予防はロボットに学べ?!

ホンダが開発した二足歩行ロボット「アシモ」(By Morio [CC BY-SA 3.0, from Wikimedia Commons])

 「ズキッ!」――不気味な怪音が腰の内側から響いた。朝起きて洗面台で顔を洗っている時だ。そばにいた家内が「キャー、何、今の音」と叫ぶ声を聞きながら、気が遠くなるような感じでその場に座り込んだ。「ギックリ腰だ。またやってしまった…」と頭を抱えた。3年前のことだ▼20代のころから4、5度もやっているが、こんなに大きな音が響いたのは初 ...

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PTはシロと手が組めるか?

17年2月、ルーラ氏と会談した際のシロ氏(Ricardo Stuckert/Instituto Lula)

17年2月、ルーラ氏と会談した際のシロ氏(Ricardo Stuckert/Instituto Lula)  混戦と言われ、「誰が勝つかわからない」と言われている今年の大統領選だが、ここに来て、大きく動きつつあるとコラム子は見ている。有権者の動向でこそないが、少なくとも政界関係者の流れはシロ・ゴメス氏(民主労働党・PDT)に向い ...

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歌い易さは思いやりの表れ

 今年も5月第一日曜日に、サンパウロ市の静岡県人会館で橘和音楽祭が行われた。橘和オズワルド・保江夫妻とその子供達や配偶者、孫まで参加するバンドの生演奏やカラオケでの歌、シンセサイザーの演奏、コーラスを楽しむ中、歌手の一人が「橘和バンドは歌い易い」と言った▼その言葉を聞いて、橘和バンドの伴奏の巧さと思いやりを思った。歌手が日頃使う ...

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理想的過ぎる憲法と予告された悲劇

土地ナシ労働者運動(MTST)のデモ行進の様子(Foto: Tania Rego/Agencia Brasil)

 「Tragedia anunciada(予告された悲劇)」――1日未明におきたサンパウロ市セントロ(旧市街)の火災でビルが崩壊する映像を見ながら、そう痛感した。昨年1月に消防署がそのビルに検査に入り、「居住環境が極めて脆弱」と警告していた。  その時に撮影された内部写真を見たら、盗電されたタコ足配線はむき出しで、ショートによっ ...

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聖州知事選に響きかねないドリアの失言

ドリア氏(Marcos Corrêa/PR)

ドリア氏(Marcos Corrêa/PR)  1日の聖市セントロの、不法占拠者が住み着いた24階建てのビルの火災による倒壊は伯国全土を驚かす大ニュースとなった。そのタイミングで、10月の聖州知事選に臨むジョアン・ドリア前聖市市長が問題発言を行なった。彼はこの日、リベイロン・プレットの農業系のイベントで、「あのビルは犯罪組織が不 ...

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あと30秒あったら助かっていたのに

昼になっても延焼が続く崩落現場で消火作業をする消防士たち(Foto Rovena Rosa/Agencia Brasil)

 1日未明、サンパウロ市中央部で起きた24階建てビルの火災は、あっという間に世界中に知れ渡った▼米国NYでの9・11テロを思い出させる衝撃的なビル崩壊映像に加え、今回の火災では、隣のビルに駆け上った消防士が、件のビルの9階から「助けてくれ」と叫んでいた男性を救助する寸前に建物が崩れるという、悲劇的な場面もTVで流れた。リカルド氏 ...

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血の契り

昨年9月にパロッシ元財相が「血の契り」を証言している様子(Reproducao)

昨年9月にパロッシ元財相が「血の契り」を証言している様子(Reproducao)  「血の契り(Pacto de Sangue)」――この言葉は、今年後半を騒がすキーワードになりそうだ。  「パロッシ元財相の司法取引証言がパラナ連邦警察に承認された」と4月26日にオ・グローボ紙で報道されたのを聞き、「ラヴァ・ジャット(LJ)捜査 ...

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