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樹海

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むしろ「暴動」を煽りかねないボルソナロ政権の言動

ゲデス経済相(Jose Cruz/Agencia Brasil)  「ボルソナロ政権は、むしろチリのような民衆暴動が起こってほしいのか」。ここ2週間くらい、同政権からは耳を疑うような言動が連発で、そう首を傾げざるを得ない▼その突破口を切ったのは大統領三男のエドゥアルド氏、そしてアウグスト・エレーノ大統領府安全保障室(GSI)長官 ...

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新しいものは基本があってこそ

 NHKの番組で、新しいスタイルの文字(字体)を作る人は、最初の数カ月間、ひたすら明朝体の文字を模写すると聞いた。完璧に書き写したつもりでも、ベテランから線の幅やふくらみなどを直される様子を見、新しいものを作り出す前に基本を体に染み込ませる必要があるのだと痛感した▼手書き感のある文字や丸みのある文字など、ちょっと違う雰囲気の字体 ...

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《記者コラム》チリのような暴動は、ブラジルでも起きるか?

▼「AI5もありえる」という暴言の背景  10月31日、ボウロナロ大統領の息子エドワルド連邦下議は、居丈高に「もしもチリで起きているようなことがブラジルで起き、飛行機のハイジャックや要人の誘拐にまで発展するようなら、現代版のAI5(軍政令)を作って対応することもありえる」という過激な発言をして、マスコミから総スカンをくらい、最終 ...

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コーヴァスの癌でサンパウロ市市長選はどうなる?

コーヴァス市長(Gilberto Marques/Governpo de Sao Paulo)  サンパウロ市市長のブルーノ・コーヴァス氏が癌を煩っていることがわかった。まだ39歳の若さでそんな大病になること自体、かなり驚きだが、これはサンパウロ州政界、そして所属の民主社会党(PSDB)にとって、予想だにしない衝撃だったに違いな ...

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スーパーエルニーニョと大災害

 風台風15号と雨台風19号による被害が続いた日本。1日も早い復旧を願わされる中、28日にスーパーエルニーニョと地球温暖化に関する記事を読んだ▼エクアドルに近い赤道付近の海面水温が平年より高い状態が1年以上続き、世界各地で大雨や干ばつなどを引き起こすエルニーニョ現象。だが、ハワイ大学の研究によると、地球温暖化が進み、今後は海面水 ...

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北東伯海岸への原油漂着に関する「最悪の想定」

ブラジル沿岸部における史上最悪の環境破壊  想像してほしい。たとえば故郷の美しい海岸の見渡すかぎりが、真黒な原油の塊でベトベトになっている様子を…。そこでは人はもちろん、鳥もウミガメも、魚すらも汚染され、次々に健康を害していく。  8月30日に最初の原油漂着が発見されてから、あちこちで発見されるようになり、今では200もの海岸で ...

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南米にもジョーカー君臨か?

 ここ数カ月、世界中を激震させるような抗議行動が連鎖反応のように起こっている。香港、レバノン。そして南米でもエクアドルとチリで民衆と政府が激しく激突した。こうした状況を見て、「もしかして、ジョーカーは時代を予見したのか」「実在して、世界を混沌に陥れているのではないか」。そんな声が世界中のネットであがっている▼「ジョーカー」とは、 ...

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予期せぬ出来事で苦しむ時

 職場のパソコンが止まり、サイト用に送りそこなった記事がある。ミナス州ブルマジーニョの鉱滓ダム決壊による252人目の犠牲者の遺体が19日に見つかった件だ。事故の3カ月前、双子の息子の1人を殺人事件で失っていた母親は、やっと戻ってきたもう1人の息子の遺体を隣に葬った▼遺族の苦しみや、それを思い、9カ月も捜索を続けている消防士達の事 ...

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封印されてきたブラジルテイスト発揮=マルシア デビュー30周年で新アルバム

 「私たち(日系人)は日本人にはなりきれない。でも、日本人の心を理解する魂は持っている」――2014年11月、サンパウロ州モジ市コクエラ区のふるさと祭りに取材に行った際、たまたま居合わしたマルシアにインタビューした際、そう言われ、けだし明言だと感心した。  顔を見て、最初はまさかと思ったが、すぐに本人だと分かった。仕事でブラジル ...

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「ボルソナロ一家の見込み違い」とは?

マジョール・オリンピオ下議(Gabriela Korossy/Câmara dos Deputados)  ボルソナロ大統領、および、彼の息子たちの一族に一時期ほどの勢いがなくなっている。それは世論調査で、ボルソナロン政権の治世への支持率で否定的なものが肯定的なそれを上回り始めていることでも明らか。さらに、先週から勃発した「社会 ...

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