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樹海

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 昔から「薬九層倍」と云い、薬というものは儲かるものらしい。食あたりや腹下しには征露丸に決めている人もいれば、最新薬でなければ納得しない御仁もいる。と、人それぞれなのだが、命に拘る病気となると誰しもが真剣になるし、やれ何処に名医がいるの特効薬はどうのと騒ぎが大きくなる。難病になればなるほどに大騒動になるのが世の常である▼根治が難 ...

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 小紙9月29日付けにある「リヤカ―の新タイヤ」の記事は楽しくもあり懐かしい。皇居への清掃ツア―に参加したイツ―の熊野重子さんが、夫の新一さんへの土産にと宮内庁の職員の協力をえてタイヤを買ったの話である。熊野さん夫妻は1957年に移住したときにリヤカーを持ってきたのだが、歳月とともにタイヤが傷み使えなくなったそうだ▼今の若い人た ...

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 『文藝春秋』十月号に、ちょっと驚くような話が掲載された。残留日本兵だ。戦前に帰国した二世が徴兵され、日本兵としてビルマでインパール作戦に参加し生き残り、タイに渡って現地人と結婚して戦後六十年間を過ごしてきたという▼くだんの二世兵士、サンパウロ市出身の坂井勇さん(大正六年生まれ、二重国籍)は、一九四〇年に日本建国二千六百年祭をみ ...

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 日本にも「一人一殺」というテロがあった。昭和7年の「血盟団事件」が有名であり、井上日召を盟主とし三井財閥の団琢磨と元蔵相である井上準之助が射殺されている。所謂―右翼の活動であったけれども、この蛮風によって一般の市民が被害を受けることはない。ところが、NYの9・11やイラクのテロは相手を選ばずに庶民を狙う悪質なものだ▼しかも、イ ...

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 日伯文化連盟の日本語国際シンポジウムを取材して、非日系人への普及が重要なことを今さらながらに感じた。というのも、今回発表したアメリカの日本語教師協会連合の事務局長スーザン・シュミットさんは非日系アメリカ人。同様に、全伯ドイツ語教師会会長も非ドイツ系ブラジル人のリリアン・ベルロッファさんだったからだ。ドイツ語だから同子孫が教えて ...

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 「料亭に早く行ってみたい」「国会議員の給料は2500万円」とか語ったのは自民党の新人衆議である杉村太蔵氏である。只今―26歳と若い。全国最年少の衆議員であり、あるいは将来の有望株なのかも知れないが、新人にしてはいささか喋りすぎの嫌いもする。先輩諸氏からは厳しいお叱りを頂戴したらしい。まあ青年の客気もあったろうし、ここは大目に見 ...

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 寝業師の異名があった故川島正次郎氏には「政界一寸先は闇」の至言がある。政界と政治家の動きは何時どう変わるのかは誰にも解らないのを―さらりと党人政治家らしく語ったものだが、今の国会風景を揶揄しているかのようにも見える。第三次小泉内閣が発足したが、あの衆院の指名選挙で小泉首相にと投票した衆議には―郵政法案に反対し自民党を離れた無所 ...

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 アルゼンチン日系社会の社団法人「アルゼンチン日系センター」(CNA)は、今年創立二十周年。毎月二回、メールマガジン「CNAニュース」日本語版を発行している。発行の趣意は「ブエノスアイレス発のホットなニュースをお届けします」。同国日系社会の高度な日本語の理解人口や、パソコン操作者の数を推定して見るとき、このメルマガは、明らかに日 ...

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 若者のパワーや歌の力のすごさを、宗教団体のイベントに行く度に痛感する。先日の、生長の家青年部五十周年はもちろん、PL五十九周年しかり。根が日本的思想にありながら、多くのブラジル人に普及することに成功している▼同青年部五十周年では三万人が集まり、教団の歌を合唱しながら踊る非日系の若者達の姿が印象的だった。PLでも子どもたちがYO ...

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 ブラジルに長く住んでいると、疑心暗鬼になるという話である。衆議院議員選挙の在外投票で、政党名記入は鉛筆使用を義務づけられた。これに関して、もし、日本の選挙管理委員会で開票の際、記入事項を改ざんされたら、どうするのか、ありうることではないか、と疑うのである。改ざんとは、選管の係員によって書かれた政党名が消しゴムで消され、ほかの名 ...

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