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樹海

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 三年前本紙に連載された山里アウグストさんの小説『七人の出稼ぎ』が単行本になり、さきごろ出版記念会が行われた。コロニアの文学愛好者、山里さんの両親と同県の沖縄県人、団体関係者ら約二百人が文協ビル貴賓室に集まり、山里さんの快挙を祝った▼まったくキャラクターの異なる、ブラジルでの出自がばらばらな、高学歴の男女七人が同じ便で日本に就労 ...

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 町村信孝外相の元気がいい。世界の国々に駐在する大使ら約120人を東京に呼び「常任理事国入りに尽力されたい」と指示したのは、なんとも格好がいい。そして―。日独とブラジル、インドのG4が、各国の国連大使らに協力を要請する会合を開いている。だが、前途は必ずしも楽観を許さない状況が続く。最大の課題である拒否権でもインドは「持つべし」の ...

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 岐阜県多治見市で、警察官の拳銃を奪って逃げた外国人が車(くるま)関連の犯罪に関係していた、と知り、ブラジル人の可能性があると思っていた。案の定だった。車の窃盗、解体、売り払いは、ブラジル人の〃御家芸〃だからである。日系人が日本まで「就労」に行って、就労以外のことをするなんて、惨めで嘆かわしい。古い言葉で言えば「日伯両国在住日系 ...

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 晩ご飯は「ご飯一杯に焼き芋一本。それに焼き魚一切れ」になるそうだから、肥満国家の日本も哀れな暮らしに逆戻りしかねない。無粋でなる農林水産省が、こんな厳しい献立を発表しグルメ国民に警告を発したそうである。日本は今や食糧不足?に陥り、大豆や小麦に始まり牛肉も鶏・野菜や果物も外国から輸入している▼もし、これらの輸入食品がなくなったな ...

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 四月二十九日の「みどりの日」を「昭和の日」にする改正祝日法案が参院本会議で可決され2007年から実施されることになった。もともと今の「みどりの日」は昭和天皇の誕生日であった。1989年に昭和天皇が亡くなられたときも「昭和の日」とする意見が多かったのだが、当時の社会党が反対の動きを見せたこともあり「みどりの日」になったの経緯もあ ...

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 日本語センターが来月『就職のための日本語会話』を刊行するという。デカセギ向けの教材である。センター運営に企業経営感覚を持ち込んだと評される谷広海理事長の、就任以来、目論んできた仕事の一つだ▼センターの事業の柱は、教師養成と教材開発だと思われるが、教材開発はこれまで、学校の「教科書」的なものが主体だった。出稼ぎ支援を絡ませた今度 ...

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 高橋君という若手の建築家が「こんな文協ビルはいかが」という建築プランを卒論のテーマにし模型まで製作し提案しているの記事が社会面の記事にあった。大変に面白い考え方であり周辺の土地買収を含め体育館の建設もあるのがいい。これまでの文化協会は「日本文化の普及」に力点を置き過ぎて「若い人に魅力ある組織」とは、遠い存在であったのは否めない ...

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 百歳を迎えても寝たきりでは意味がない。まわりもたいへんだ。健康でなお人の役に立ってこそ、「百歳、おめでとう、すごい!」だ。ロンドリーナの百歳、金須ちどりさんを紹介しよう▼息子六人、娘八人を育てた。十四人が結婚して孫が三十九人、そして曾孫五十九人、さらに玄孫が二人生まれて、いま五世代百九人の大家族である。十四人の子育ては、現在の ...

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 20世紀は戦争の時代とされるが、確かに2回の世界大戦を始めスペイン内戦や日中戦争など多くの戦いが繰り広げられた事実は否定しえない。なかでも第二次大戦の悪夢はユダヤ人のホロコーストに象徴されるように人間の残虐性を歴史の1頁、1頁に刻み付けた。そんな悲惨な戦争を指揮したヒットラー総統が愛人エヴァ・ブラウンと一緒に自殺したのが194 ...

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 五月五日は「子どもの日」であり、子どもらの人格を重んじ、その幸福を願う祝日である。本来は「端午の節句」であり男子の健やかな成長を祝う日であった。今はあまり「端午の節句」とは言わないようだが、それでも―昔からのあの懐かしい菖蒲湯は続く。風呂に緑濃い菖蒲をたっぷりと入れ葉っぱで頭に巻いて「これでもう風邪なんかひかない」と元気いっぱ ...

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