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オーリャ!

コラム オーリャ!

 最近、テレビで日系女性の活躍が目立つ。ビッグ・ブラザー3のサブリナはもちろん、グローボTVの若者ドラマ『サンディとジュニオール』でマドンナ役を演じたダニエラ・スズキが、ノベーラ・ダス・セイス(平日午後五時半からの帯ドラマ)の『Malhacao』に進出する。  この時間帯は、同局新人俳優の登竜門。ここで人気を博せば、本格的俳優デ ...

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 ミスのコンテストと時期同じくして、カシャッサの見本市が開かれた。  ミスは全伯から二十七人が、カシャッサは十七州から四百品が並び、どちらも「ミナス州」が支持された。カシャッサに関しては、会場の約三分の一を同州産が占めた。  すべての酒は水を目指す―。そんな言葉があるように逸品は確かに「上善如水」の感を覚える。もっとも値段を見れ ...

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 その名を見つけてホッとした。一日に行われたコッパ・ド・ブラジル準々決勝。サンパウロFCと対戦したサンタカタリーナ州の名門、フィゲイレンセの先発メンバーに彼はいた。  サンドロ・ヒロシ、二十三歳。サンパウロFCを解雇後、昨年末までフラメンゴに所属した日系三世は、その後表舞台から遠ざかっていた。  「日本人イコール下手な選手」のイ ...

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 闘いの日としてデモをする――。メーデーは、一八八六年五月一日にアメリカで八時間労働を求めてゼネストが起こったことに始まる。  第一回国際メーデー(一八九〇)には、ブラジルでも組織労働者が労働時間の短縮を要求して立ち上がった。  ブラジル主要都市の業種別平均労働時間を調べてみた。ベロ・オリゾンテ(MG)、レシフェ(PE)の商業部 ...

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 「二十年後の日系社会」公開討論会の取材時、これだけの有識者が雁首そろえれば、従来の議論とはまったく別次元の新しい発想が理論化されるのではと期待をしていたので、議論の大筋に違和感がないこと自体に、意外な感じがした。  ただ決定的に違うのは、混血化の進展を当然の帰結ととらえ、一世の議論に常にあるコロニア衰退化への危機感が薄い点だ。 ...

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 リオ滞在中にグロリア・ホテルが発砲された事件を知った。  コパカバナ・パラセと並ぶ名門。歴代大統領のほか、アインシュタインなど各国VIPにも愛された。そんな一流ホテルでさえ治安悪化の余波に脅えなければ過ごせない時勢にある。  世紀の美人女優エヴァ・ガードナーはかつてそのスイートで、大酒をくらった末に備品をことごとく破損。素足の ...

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 「デカセギ」という言葉を共通に、日系人を狙う事件が多発している。  サンパウロ総領事館職員を名乗り、金を騙し取る詐欺と、モジ・ダス・クルーゼス市で発生する強盗殺人だ。  前者は、「事故で怪我をした出稼ぎ中の息子に送金する」と持ちかける手法。後者では、出稼ぎ中の子どもから送金された金を狙った上に、命までも奪う凶悪さ。  詐欺と強 ...

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 記念祭を三カ月後に控えた戦後移住五十周年記念祭委員会に〃四代目〃事務局長、川守田一省(かわもりた・かずみ)氏が就任した。  初代・松平和也氏の後任に決まった二代目・森繁樹氏は、わずか数日で委員会側からの要請で退任し、三代目・須田常孝前事務局長は三週間だった。  数カ月の間に四人の事務局長の交替があったというのも、なかなかに異様 ...

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 煙草の吸殻、ストロー、紙切れ…。広島中学校内の庭は、ゴミが目立つ。植物の置かれる環境は良いとは言えない。  広島県人会は藤田知事らが植えた樹木の管理を学校側に一任する形になった。植樹後の管理について、よく話し合うべきだったのではないか。  苗の成育にかかる費用は、除草や肥料などを含めて一本当たり、一年に五十レアルほどだと聞く。 ...

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 まるでTVグローボの人気番組「リンニャ・ジレッタ」を二時間半に引き伸ばしたような映画、というのが話題の『カランジルー』を観終えた最初の感想だ。グループ企業が製作しているから無理もないが。  でも、この映画を通してブラジル版〃塀の中の懲りない面々〃とその生活ぶりを垣間見ることができ、入場料分の価値は十分あった。特に、「ベットの空 ...

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