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オーリャ!

コラム オーリャ!

「すみませんね、肺ガンの治療中で、声を出しにくいんです」取材の最中に、こう言った人がいる。七十五歳。鍼灸マッサージが仕事で、その最中に取材に応じてもらった。確かに治療中の「患者」だが、来院する人を鍼灸で治療する側でもある。 別の取材では、HIVに罹っている人の話を聞いた。エイズ発症を抑える薬を飲みながら、他の感染者の就職のために ...

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 先日、訪日したおり、親戚と知人に頼まれて、日本にいるおばや姉に土産を届けた。年末で慌しい中、両者とも親切に応対してくれた。  通信機器の発達で容易に連絡をとれる時代になったとはいえ、ブラジルは地球の反対側。会う機会は少ない。  ブラジルに住む姪や弟の生活、健康などを案じていた。その温かさが身にしみた。  ふと、野口雨情の詩、「 ...

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 MPB(伯国大衆音楽)の時代はすでに終わっていた、と六日付フォーリャ紙は断じた。昨年聖州とリオそれぞれのCDベスト10にMPBは三枚だけ。国産音楽の売れ筋はサンバとパゴッジという時代だ。  軍政時代に外国文化紹介が制限され、その反動ともいえる解放運動の一翼を担ったMPB。もれ聞く外国音楽に独自のスパイスを利かせて若者を惹きつけ ...

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 鳥になりたい―というのは誰しもが抱く夢だが、人類で初めて空を飛んだ男に、サントス・ドュモンがいる。年明け、ペトロポリスに彼の家を詣で、飛躍祈願と洒落てみた。  年末年始は飛行機事故が相次いだ。リオではアパートから人が落下。人も飛行機も鳥のように着陸できれば、などと初夢を見た。  旅客機の中で、滑走距離が短くとも飛び立てる機種に ...

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