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オーリャ!

オーリャ!

 サンパウロ市を中心に展開する美容院チェーン「蒼凰」創業者の飯島秀昭さんは午前4時頃に起床し、6時頃まで2時間ほどかけて自宅周辺の路上を清掃することで知られる。 10年前は一区画で4袋もゴミが出たのに、現在は1袋で済むようになったという。「向かいのビルは、女中がゴミをまとめて出すようになった」と変化を喜ぶ。 それを聞き、「10年 ...

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ブラジルの危険を肌身で感じる醍醐味とか

 先日、パウリスタ通りのレストランで、20代の中国人交換留学生に出合った。彼の滞在はわずか2週間だが「外に出るな」との言いつけを守り、自由時間はホテルに閉じこもっているとか。 「誰から言われたの?」と聞くと、「人に聞いたり、ネットで見たり」。「ブラジル=危険」という過剰な先入観を持っているのは、日本人だけではない。 報道に問題が ...

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日ポ語交換授業をして

 ブラジル人の友人と日本語・葡語の交換授業をしている。お互いの母語を教えあうというものだ。「日本語を教えることは簡単ではない」と頭では理解していたつもりだったが、想像を超えていた。 例えば「そんな能書きは自分で一回〃でも〃やってから言いなさい」の「でも」は逆説ですか? 「コスパ」(コストパフォーマンス、費用対効果のこと)は何と何 ...

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移住2カ月目、感動の食材

 家族で移り住んで2カ月目のコラム子が驚いたのは、当地の食材で作る料理が大好評なことだ。〃適当〃に調理しても家族が喜んで食べる。日本では無かったことだ。これは一体どうしてか。 東京の弓田亨というパティシエ(菓子職人)によると、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素が豊富な食材ほど、食べた時に体が喜ぶような感覚が得られるという。コラム ...

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オーリャ!

 USP日本語シンポの講演の一つで、ある短編ドラマが紹介された。 韓国系米国人女性が「一般的米国人」を自称する白人男性に「Where are you really from?(あなたは〃本当は〃はどこから来たのか)」と執拗に尋ねられるというもの。 米国ではアジア系なら一度はされる質問なのだという。答えると男性から、むやみに知って ...

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深刻な差別では無いと思いたいが…

 高速バスの降り際、コラム子の横を「シネース」と言い、通りすぎるブラジル人女性がいた、その後話しかけてくる意図は全く感じられなかったから、からかう目的だったのだろう。 中国人と間違われて気に障ったのではない、悪意を感じたので、懲らしめようと「違うよ日本人だよ」と去り行く背中に呼びかける。「違うよ」と反応されると思わなかったのか、 ...

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 今回の練習艦隊寄港は過去にないドタバタだった。これまでは遅くとも1カ月前には乗員名簿が公開され、当地も準備万端で受け入れてきたものだ。 しかし今回の名簿公開は到着前週になってのこと。しかも実に4度の差し替えがあり、最終版はなんと当日朝だったという。なぜこうした事態になったのか、こんなうわさを耳にした。「もともと寄る予定がなかっ ...

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一味違うサッカー雑誌に夢中

 先週一味変わったサッカー雑誌「Corner」の創刊号を手に入れ夢中になった。 志ある若者が出版社まで立ち上げて作った同誌の最初には「有名選手の動向、ビッグマッチの結果、移籍情報の繰り返しではなく、サッカーを通じて社会を、文化を、歴史を、政治を、芸術を語る。そんな雑誌にする」と書かれている。 似た趣旨の雑誌は、スペイン、ドイツ、 ...

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代用食材で和食普及を

 先月の日本祭りでは日本農水省の和食セミナーが毎回満席の好評だった。個人的にはぜひ、さらに踏み込んだ普及を図ってほしい。 日本には代用品で和食を世界に広める人物がいる。京都の老舗料亭「菊乃井」の村田吉弘主人だ。鰹節や昆布のない欧米で鶏ミンチ、乾燥トマトやキノコで和風だしを再現する。 要は「グルタミン酸など、同じ旨味成分を持つ食材 ...

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オーリャ!

 8月に入り、休暇を実家で過ごしていた大学生たちがサンパウロに戻り、オーリャ子の下宿先の県人会館も数週間ぶりに賑やかになった。 マリンガやクリチーバなど、サンパウロ市から遠く離れた故郷で家族とゆっくり過ごしたとか。聞けば休暇では毎回帰省するそうで、顔色を見れば幸せ具合が良く分かる。 オーリャ子の学生生活を思い返すと、実家には4年 ...

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