ホーム | コラム | オーリャ! (ページ 32)

オーリャ!

オーリャ!

 在日ブラジル商業会議所(CCBJ)による第10回ブラジルフェスティバルが、今年も東京・代々木公園で18、19日に開催される。主催者発表で来場者数は約10万人。日本における最大のブラジル祭りだ。 ふと思ったが、反対に在伯日本商工会議所が日本イベントを主催することはないだろうか。例えば県連日本祭りは財政的に厳しく、商議所が共催する ...

続きを読む »

名前事情

 いまや日本の子供たちの名前は増え続け、学級に同じ名前がいることが珍しいぐらいになった。神生理(かおり)、流墨愛(るぴあ)などの超個性的な名前たちは「キラキラネーム」と呼ばれ、あまりに個性が強過ぎて、「非常識」「将来に関わる」と社会問題に発展しているほどだ。 日系人の名前事情はどうかと思い、日系学生に友達の日本名を挙げてもらうと ...

続きを読む »

フェスタ・ジュニーナ

6月祭(フェスタ・ジュニーナ)の様子

 「6月祭(フェスタ・ジュニーナ)を知らずに2度目の6月(ジューニョ)が過ぎていく」とぼやいたら、友人が招待してくれた。 彼の姪っ子姉妹が通う学校の生徒が学年ごとに披露するお遊戯会といった様相で、「私の作った衣装が一番」と祖母が胸を張り、我が子を写真やビデオに収めようと場所取り合戦に熱が入る様子は日本と変わらない。 年端も行かな ...

続きを読む »

ジャパンハウスは移民110年に合わせたら?

 ジャパンハウスの行方が心配だ。当初の予定だともう企業が決まり、改装準備が始まっていたはずの時期だからだ。5月の公示に応札した企業はあったが、企画が合格点にいたらず再入札になり、決定は7月まで持ち越しになった。 この大事な時期に在聖総領事館の代表である福嶌教輝、佐野浩明の二氏が離任したことも不安の一つ。加えて日本側で入札審査をす ...

続きを読む »

「俺がルールだ。文句あっか!」

6月21日サントスFC対コリンチャンス戦の試合後監督会見にて。サントスFC代行監督セルジーニョ

 試合取材の一幕――記者証を見せても、サッカー場の係員は「有効期限切れだからダメ」と断固入場を拒否。「必ず更新するから今日だけ見逃してよ」と言っても取り付くしまなし。仕方なくチケットを買ったが、今度は一般客の入場規定に引っかかり「紙類、ペン類、傘は没収」ときた。 「記者だ。紙とペンがないと仕事できないよ。紙を燃やしたり、傘で人を ...

続きを読む »

裸足で車を運転は合法?

 友人の車でドライブしていた時のこと、彼がちょっとした買い物のために車を降りた時、裸足で運転していたことに気づいた。路上で裸足なのはさほど珍しくない。開放的な気候のせいか、道には踏んだら危険なゴミも転がっているのに、ヒョイヒョイと歩を進める人を見かける。 でも車の運転はいかがなものかと思い、「裸足の運転を禁じる法律は無いの?」と ...

続きを読む »

オーリャ!

 県連日本祭りは将来、誰の手に委ねられるのだろうか。今回は頼りの議員割当金が激減し、赤字確実でも決行との判断になった。思えば昨年も、同様の経緯で開催している。 同割当金や来場者増により首の皮一枚で助かったものの、毎回薄氷を踏む思いでは続けられない。ただ休止は避けたいところ。いつかは外部業者が運営する時代がくるかもしれない。 ただ ...

続きを読む »

苗字について

 日本人の苗字はおよそ30万種と言われる。中には数家族のみというかなり珍しいのまで。「桃園」というオーリャ子の苗字もその一つで、初対面の人との話題には事欠かない。 「出身はどこか」「先祖は何者か」などよく聞かれるが、オーリャ子は北海道出身。先祖は戦後本州からの〃国内移民〃で、北海道ゆかりの苗字ではない。 調べてみると、山形県にそ ...

続きを読む »

釣銭詐欺? いいえ算数がちょっと苦手なだけ。

 当地に来る日本人旅行者は「お釣りをごまかされないぞ」と気を張っている人もいるだろうが、当地のレジ係の大半は「ごまかしている」のではない。実は「算数が苦手」なだけだ。 「23レアルの物に40レアル払いました。お釣りはいくら?」で迷う日本人は少ない。しかしこちらでは満面の笑顔で16レアルを返してくる。そこで相手を犯罪者扱いしてはい ...

続きを読む »

言葉だけでなく文化も使い分けるバイリンガル

 オーリャ子はポ語ができないので、取材先では必ず日ポ両語が話せる人を探して通訳をお願いする。そんなバイリンガルの彼らの横にいて気づいたことがある。 それは日本語からポ語に切り替わった途端、声が大きくなることだ。特にポ語を基礎にする二世や三世の方に多く、日本語のレベルが高ければ高いほどその傾向にある気がする。 オーリャ子は言語学の ...

続きを読む »