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ペルー ワラルを訪ねて

ペルー=ワラルを訪ねて=下=地域に根づく診療所=現地の医師育成が課題

3月25日(火)  ワラルにあるさくら診療所は二〇〇二年四月二十八日に開所して以来、良心的な診療費とリハビリ施設も充実したサーヴィスで地元住民の評価も高い。  同市には四つの病院があるが、さくら診療所の地道な活動とリマの日秘総合診療所から派遣される優秀な医師たちの努力により、徐々に信頼を集めているようだ。  現在、延べ二十五人の ...

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ワラルを訪ねて=中=日本文化センター設立へ=ボランティアの派遣を期待

3月22日(土)  人口十二万のワラル市の中心地にある十五ヘクタール以上の広々とした土地には日系人協会の会館が建っている。  日系人協会の各機関であるインカ学園とさくら診療所もその敷地内にあり、プールや食堂などの施設も備えられている。  鈴木アマドール・ワラル日系人協会会長は「日系移民は常に健康と教育に重きを置いてきた」と話し、 ...

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ワラルを訪ねて=上=日本人専門家願う声=3人のテロ犠牲者の慰霊碑も

3月21日(金)   ペルーの国土は海岸(コスタ)、高地(シエラ)、熱帯低地(セルバ)という三つの地帯に分けられる。  首都リマはコスタ地帯に位置しており、緑一つ見ることのない果てしない砂漠が北ペルーからチリまで数千キロにまたがって広がる。  黒い砂を含んでいるため全体で見るとひどくくすんだ印象を与える砂漠地帯をリマから北へ約六 ...

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