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アレグレ郷土への旅

アレグレ郷土への旅=連載(下)=見張りをつけて日語勉強=「負け組」だった青年たち  

2005年8月5日(金)  最盛期を迎えていたアレグレ植民地。戦争がその転機となった。日本人が集まることが禁じられ、学校は閉鎖された。「戦争中は雑誌も本も入らなかった。町にもなかなか行けませんでしたよ」、夫妻で参加した作出真(さね)さん(81)は当時を振り返る。  その一方で、子供たちは教師の家に集まり勉強を続けた。「先生の家の ...

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アレグレ「郷土」への旅=連載(上)=「80年前」がよみがえる=準二世、二世にとっても〃古戦場〃

2005年8月4日(木)  入植八十年を迎えたアレグレ植民地。戦前に開かれ、最盛期には三百家族を数えたこの植民地には、いまも二十数家族の日系人が暮らす。五年に一度の記念式典にあたり、同地の出身者がサンパウロで作るアレグレ・ビリグイ郷土会(酒井清一会長)からも三十五人が故郷を訪ねた。わずか二日間の里帰り。その間に、アレグレの八十年 ...

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