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2006年

伯ジャーナリストが見た「日本の食」=五感で堪能した2週間=連載(4)=専門レストランの創造性=驚くメニューの豊富さ

2006年6月22日(木)  東京だけでなく、日本のほかの都市でも同じであるが、レストランは一つの料理を専門メニューとしており、この点でブラジルとはまったく異なっている。  ブラジルの日本レストランではメニューが豊富で、チャンコ鍋、トンカツ、ウナギ、鯛飯、スキヤキ等々、さまざまな料理が味わえる。  私が知っている日本で最も魅力的 ...

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JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から =連載(47)=沢田直子=ドミニカ日系人協会(ドミニカ共和国)=カリブ海の日本語学校

2006年6月22日(木)  中米カリブ海に浮かぶ島、イスパニョーラ島。その島の東三分の二を占めているのが、ここドミニカ共和国である。国全体の面積は、日本の九州と沖縄県を足したくらいの大きさだ。 人口は約八百万人。島の西三分の一には、世界でも指折りの最貧国といわれるハイチ国がある。  首都サントドミンゴは人口二百万人の大都市。新 ...

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伯ジャーナリストがみた「日本の食」=五感で堪能した2週間=連載(3)=松江で和菓子屋・茶屋巡り=京都にも引け取らぬ美しさ

2006年6月21日(水)  松江という街は大変な驚きであった。ギリシャ―アイルランド系の作家で、松江を故郷とした小泉八雲の名前でも知られるラフカディオ・ハーンの家も訪ねた。  彼の愛した通りを散策していると、松江の有名な和菓子屋を見つけた。そこの和菓子屋は、京都や金沢の和菓子にも引けを取らないものであり、独特の美しさを漂わせて ...

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JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(46)=岡本真樹=トカンチンス日伯文化協会(トカンチンス州)=トカンチンスのスター?!

2006年6月15日(木)  ブラジルの北東部に位置するトカンチンス州は、州になってまだ十七年と新しい。  ここに派遣が決まってから、色々なところで派遣先を告げると暑いだけで何もないところだと言われていた。確かに、私の住んでいる州都パルマスは、これから大きくなる街といった感じでまだ何もない印象。高層ビルはほとんどなく、空き地がた ...

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伯ジャーナリストが見た「日本の食」=五感で堪能した2週間=連載(2)=繊細さの極致を知る=「吉兆」嵐山本店の特別料理

2006年6月15日(木)  さて、日本での旅行中、私は朝食から夕食まで日本食だけを食べていた。イタリア人、ポルトガル人そしてスペイン人の子孫である私にとって、これは素晴らしい体験であった。  なぜなら、小さいころ、近所に日本人の「おじさん」や「おばさん」が住んでいて、彼らが日本料理の素晴らしい世界へ導いてくれたことから、私は日 ...

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伯ジャーナリストが見た「日本の食」=五感で堪能した2週間=連載(1)=出汁巻き卵の味比較=塩気が利いているブラジル

2006年6月14日(水)  国際交流基金が昨年十一月に実施した文化人招聘プログラム事業で、ブラジルから「Veja」誌の食文化ジャーナリスト、アルナウド・ロレンサート氏が招聘された。同氏は十五日間、日本各地をまわり、料理家や料亭、レストラン、食品メーカーなどを訪れた。このほど、「五感で体験した二週間」と題したその訪日記が基金の雑 ...

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南バイアで活躍する=コチア青年――サンパウロ市から仲間訪問団――連載(下)=喜び、同船者との出会い=「あめりか丸」の7人予想外だった

2006年6月10日(土)  「知っている方にも会えてとても懐かしかった。テイシェイラが大きな町だということを初めて知りました。この旅行に参加させていただいて最高の喜びを感じました」と述懐したのはサンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス市で母親と暮らしている岡山県出身の田中さつきさん。一九五九年、十歳の時に両親に連れられて「あめりか丸 ...

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南バイアで活躍する=コチア青年――サンパウロ市から仲間訪問団――連載(中)=「元気持って来てくれた」=在伯50年の誇り新たに

2006年6月9日(金)  「移住五十周年を迎えることができたことは、私たち自身の誇りであるだけでなく、コチア青年であることに地域社会の中でも誇りを感じます。今回はサンパウロから元気を持ってきてくれたので、私たちも元気になりました」と、五月二十七日の第一回歓迎会で、テイシェイラ・デ・フレイタス、イタマラジュ、ポスト・デ・マッタに ...

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南バイアで活躍するコチア青年――サンパウロ市から仲間訪問団――連載(上)=50周年祭典で交歓かなわず=久しい待望実現、喜色満面

2006年6月8日(木)  「仲間たちが(サンパウロから)ようやく来てくれた。本当に嬉しい」と満身で喜びと安堵の気持ちを表したのはバイア州南部のテイシェイラ・デ・フレイタス(Teixeira de Freitas)地域に住むコチア青年とその家族。五月二十七日、コチア青年連絡協議会の親善交流団がサンパウロから到着した時の情景だ。 ...

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JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(45)=名村優子=エステ日本人会(パラグアイ)=国境の町の学校

2006年6月8日(木)  ここは、ブラジルとの国境の町、パラグアイ国エステ市。国際的な観光都市フォス・ド・イグアスから「友情の橋」を渡ると、そこは露店と看板が立ち並ぶ買い物天国、エステ市のセントロだ。  雑然としつつ活気のある町並みが、香港などアジアの町に似ている、と言う人もいる。派遣前、「エステなら生活に不自由はしないよ。南 ...

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