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県連「ふるさと巡り」=パラグアイ・アルゼンチン・ブラジル=3カ国走破

県連「ふるさと巡り」=パラグアイ・アルゼンチン・ブラジル=3カ国走破=連載(終)=フロリアノーポリス=「非日系と一緒に活動」=サンバ会場で和太鼓練習

2006年10月25日付け  旅も最終日、九月二十九日午後五時。一行はサンタカタリーナ州の州都フロリアノーポリスにあるラゴアの展望台を訪れた。美しい海岸線と湖を見渡しながら、旅の思い出にと土産を選んでいると、一人の体格のいいブラジル人女性が声をかけてきた。  「ボア・ノイチ!」。同市のニッポ・カタリネンセ協会の渉外担当を務めるモ ...

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県連「ふるさと巡り」=パラグアイ・アルゼンチン・ブラジル=3カ国走破=連載(6)=ポルト・アレグレ=南日伯援護協会と交流=「4人に1人がデカセギ」

2006年10月20日付け  「やっぱりブラジルがいいわ」――。パラグアイからアルゼンチンに入り、イエズス会の教化部落跡を見学した一行は、九月二十六日午後六時、南大河州のサンミゲル市に到着。ホテルでカフェを飲む一行には、ほっとした表情がみえる。「家に帰ってきた」といった感じだ。  翌日午前に日本二十六聖人の三人を祀るために建設さ ...

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県連「ふるさと巡り」=パラグアイ・アルゼンチン・ブラジル=3カ国走破=連載(5)=ラパス=苦労続きの入植当初=大豆と小麦で再起図る

2006年10月19日付け  旅も三日目。九月二十五日。ホテルで朝食を済ませ、午前八時出発。一行はイエズス会教化部落の「トリニダード遺跡」を観光した後、ラパス移住地へ向かった。  同移住地はアルゼンチンとの国境の町、エンカルナシオンから北東に約四十キロ離れた場所にある。  途中バスから見えた景色は地平線のかなたまで広がる小麦畑。 ...

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県連「ふるさと巡り」=パラグアイ・アルゼンチン・ブラジル=3カ国走破=連載(4)=エンカルナシオン=小田会長「移住は戦い」=体験を語り合う

2006年10月17日付け  九月二十四日午後一時半。ふるさと巡り一行はイグアスー日本人会の歓迎昼食会に出席した。  パラグアイ・イグアスー移住地は、JICA(国際協力事業団)の前身である日本海外移住振興株式会社が一九六一年、調査開発を目的に、約八万七千ヘクタールの土地を購入したのがはじまり。  最初の十四家族を端緒に、現在では ...

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県連「ふるさと巡り」=パラグアイ、アルゼンチン、ブラジル=3カ国走破=連載(3)=環境取り戻し活動の植樹=イグアスー移住地で=「照魂」碑に献花

2006年10月14日付け  二十四日午前十一時。国境を隔てる「友情の橋」を渡り、パラグアイへ入国。ここで残念なことに、参加者の一人がパスポートを忘れたため入国できなかった。  入国後、「一レアルは約二千二百グァラニー」と説明をうける。「数字が大きすぎて感覚がつかみにくい」と笑い声がおこった。  広大な農地を眺めながら、バスは一 ...

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県連「ふるさと巡り」=パラグアイ、アルゼンチン、ブラジル=三カ国走破=連載(2)=イタイプーダム建設の地で=自助努力、創立20年の文協

2006年10月12日付け  イグアスーの滝の観光から戻った一行は、フォス・ド・イグアスー日伯文化体育協会の会員と交流するため、川魚料理で人気のレストラン「クルーベ・マリンガ」の夕食会に参加した。  バスから降りると、同協会の会員が入り口に立って一人ひとりに握手して迎えてくれた。温かい歓迎にこの日の疲れが吹き飛ぶ。  あいさつに ...

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県連「ふるさと巡り」=パラグァイ、アルゼンチン、ブラジル=3カ国走破=連載(1)=まずイグアスーの滝へ=至便の交通網、今昔の感

2006年10月11日付け  「三カ国四つの世界遺産を巡る九日間の旅」――。第二十六回を迎えた県連主催の「移民のふるさと巡り」が、先月二十二日から三十日にかけて実施された。初参加からベテランまで約八十人が参加した今回は、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジル三カ国を逆時計周りに移動。総距離は約三千八百キロ。イグアスー移住地をはじめ、 ...

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