ホーム | 連載 | 2009年 (ページ 5)

2009年

人文研=コロニア今昔物語=安良田済さん=「コロニア文学界における鈴木南樹、古野菊生、武本由夫の存在」=連載《下》=悔し涙にくれた武本

ニッケイ新聞 2009年11月24日付け  「コロニア文学」は散文が中心で、韻文のない文芸誌を作りたい人が多くいた。しかし、韻文の分野から会員を集めないと、運営はできなかった。とにかく100人近くいた小説家は体裁が悪いと言ったが、現状からは仕方がなかった。  会議には常に500人以上が出席し、日本の新聞にも取り上げられ、「このよ ...

続きを読む »

日伯論談=テーマ「日伯経済交流」=第27回=三好康敦=Primotech21社長=地上デジタル放送と日伯経済交流=「採用から今日まで、今後の展望」

2009年11月20日付け  日本とブラジルは補完関係があると言われ、これは互いに補いながら協力しあう環境があるという事ですが、一方では異なる点が多く交流には沢山の課題があると言う事でもあります。それでは地上デジタル放送(地デジ)に日本方式を採用したテレビの領域では如何なものか?を採用から今日までと今後の展開について再考しました ...

続きを読む »

人文研=コロニア今昔物語=安良田済さん=「コロニア文学界における鈴木南樹、古野菊生、武本由夫の存在」=連載《中》=〃愛の狩人〃といわれた古野

ニッケイ新聞 2009年11月19日付け  31年、南樹は所用で山形に里帰りをする。帰る以上、おたっつぁんに会って告白しないと死にきれないと思い、もう一人の幼馴染、千代子に手紙を書き、会えるよう取り計らってもらった。  そしていよいよ再会のその日を迎えた。当時は男女が手と手を取り合うことはなく、頭を下げるくらいで応対した。南樹は ...

続きを読む »

人文研=コロニア今昔物語=安良田済さん=「コロニア文学界における鈴木南樹、古野菊生、武本由夫の存在」=連載《上》=生涯惚れぬいた南樹

ニッケイ新聞 2009年11月18日付け  サンパウロ人文科学研究所は「コロニア文学界における鈴木南樹、古野菊生、武本由夫の存在」と題して、「第3回コロニア今昔物語」を10月20日、文協・新館1階で開催した。講演者は長年コロニア文学に関わり、様々な文学賞の選考委員を務める安良田済さん(94、山口)。また、同研究所より発行された『 ...

続きを読む »

アマゾンを拓く=移住80年今昔=【キナリー編】=(下)=来年は移住地での開催を

ニッケイ新聞 2009年11月14日付け 母親たちの思い 「悠子ちゃん?」―-。  夕方に到着した西沢イチさん(80、長崎)は、自分にあいさつする川田悠子さんを見て驚き、そして抱き合った。悠子さんが9歳でキナリーを離れて以来、46年ぶりの再会だった。  今もアクレに暮らす西沢さん一家は、今では同州の特産物となったアメンドイン(落 ...

続きを読む »

日伯論談=テーマ「日伯経済交流」=第26回=飯星ワルテル=新政権の日本=日伯プロジェクトを継続

2009年11月14日付け  麻生太郎政権が交代したのは9月半ば。私が会長を務める伯日議員連盟が真っ先に懸念したのは、麻生前総理のもとで社会経済、文化の面で良好に維持され、強化されてきた日伯関係である。  麻生氏は日伯議員連盟の会長であり、また若い頃からこの国にとても友好的な人物として知られている。この退任で、私たちの心配は、「 ...

続きを読む »

アマゾンを拓く=移住80年今昔=【キナリー編】=(中)=今なお褪せぬ思い出

ニッケイ新聞 2009年11月13日付け 子供たちの視線  移住者は村の合宿所から約5キロ離れたロッテへ通った。30アルケールの土地は一区画100×3000メートルに分割。伐採、山焼き。ゴムの苗を植え、米やミーリョの栽培を始めた。  移住者を悩ませたのが、リオ・ブランコまでの道のりだった。1年前にようやくアスファルト舗装されたが ...

続きを読む »

アマゾンを拓く=移住80年今昔=【キナリー編】=(上)=〃最果て〃の移住地で

ニッケイ新聞 2009年11月12日付け  アマゾン各地で日本人移住80周年式典が行われたその週末、遠く離れたサンパウロ州グァルジャーに集った人たちがいた。奥アマゾンのまた奥、ブラジル最西端のアクレ州にあったキナリー移住地の出身者たち。入植50周年になる今年、3回目となる集いを1泊2日で開き、30人あまりが訪れた。13家族の入植 ...

続きを読む »

日伯論談=テーマ「日伯経済交流」=第25回=二国間協力の世界的意義=「技術」と「環境」で新段階へ

2009年11月7日付け  日伯関係の新時代の幕開けが告げられた。現在、新たな国際環境のもと、二国間の関係はより高度な関係へと質的変化を遂げつつある。  日伯経済関係は50~70年代に、ウジミナスはじめナショナル・プロジェクトやセラード事業に象徴される黄金時代を迎えた。  その後、ブラジル経済の混乱・日本経済の停滞により終止符を ...

続きを読む »

県連ふるさと巡り=アマゾン80周年式典へ=過去最多の211人参加=連載《終》=混ざらない謎の合流点=日系進出企業が続々と

ニッケイ新聞 2009年11月6日付け  マナウス市で慰霊碑を参拝後、ふるさと巡りの一行は碑の近くにある「アマゾン自然科学博物館」(橋本捷治代表)を見学。日本移民80周年の1988年に礼宮文仁親王殿下(当時)ご出席のもと開館した、国内で数少ない民営自然科学博物館だ。貴重な蝶や昆虫の標本、魚の剥製のほか、巨大な水槽ではピラルクーが ...

続きを読む »