ホーム | 連載 | 2013年 (ページ 38)

2013年

「日本は没落と苦悩に喘ぐ国となるのか—否、若者がいる」=フォーリン・プレスセンター理事長 赤阪清隆=第6回=自信と誇りを持て=日本的価値観を次世代へ

ニッケイ新聞 2013年1月11日付け  もう一つ我々ができることは、日本人として自信と誇りを持つことです。清潔、誠実、他者への思いやり、忍耐力、清貧の思想、質実剛健、教育の重視や老人子供を大事にすることなど、日本の伝統的な価値観には、他の国々にはない良い面があると思います。  このような価値観や美徳、文化、生活様式、自然との共 ...

続きを読む »

第2の子供移民〜その夢と現実=日伯教育矛盾の狭間で=第2回=ITビジネスで成功?!=「絶対ビッグになる」

ニッケイ新聞 2013年1月11日付け  吉永クラウジオさん(21、三世)が小学6年生の時、一人で不良グループとケンカしている最中に、突然現れた大人が頼みもしない助っ人役となり、勝手に相手の集団を叩きのめしたという。その大人はテコンドー師範だと名乗り、「俺のケンカをとられた。こいつに勝つまでは絶対に辞めないと決心し、その場で弟子 ...

続きを読む »

「日本は没落と苦悩に喘ぐ国となるのか—否、若者がいる」=フォーリン・プレスセンター理事長 赤阪清隆=第5回=国の勢い取り戻そう=経済成長、女性の社会進出を

ニッケイ新聞 2013年1月10日付け  昔「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と日本を持ち上げましたが、最近は日本について悲観的になっているといわれるエズラ・ボーゲル・ハーバード大学名誉教授も、今年11月3日付のワシントン・ポストへの投書で、「日本にはまだまだ良いところがたくさんある。犯罪率は低く、基礎的な義務教育の質は依然として ...

続きを読む »

第2の子供移民〜その夢と現実=日伯教育矛盾の狭間で=第1回=3歳で訪日、母親と再会=義務教育はわずか2カ月

ニッケイ新聞 2013年1月10日付け  あと2年で、デカセギ開始年といわれる1985年から30年が経とうとしている。金融危機以来の4年で約10万人のデカセギが帰伯した。戦後移民5万人の2倍に匹敵するこの〃民族大移動〃は「第2の戦後移民」ともいえる出来事だ。しかも、この30年間に日本で育ち人格形成した世代は2、3割以上を占めると ...

続きを読む »

「日本は没落と苦悩に喘ぐ国となるのか—否、若者がいる」=フォーリン・プレスセンター理事長 赤阪清隆=第4回=震災が見せた日本の底力=普遍的価値観守る社会

ニッケイ新聞 2013年1月9日付け  また、元気一杯でエネルギッシュな人というのは、見ただけで分かりますね。態度や声が普通の人とは違って勢いがあり、周りを賑やかにする華やかさがあります。同じことが国単位でも言えるのですね。  国連で仕事をしていた時に、右肩上がりの国力を背景に昇り盛りの勢いのある国と、そうでない国との違いをひし ...

続きを読む »

「日本は没落と苦悩に喘ぐ国となるのか—否、若者がいる」=フォーリン・プレスセンター理事長 赤阪清隆=第3回=減り続ける留学生=世界の大問題に我関せず

ニッケイ新聞 2013年1月8日付け  さらに、最近日本の若者が海外に出たがらなくなったと言われます。海外への日本人留学生の数は、04年の8万3千人をピークに、その後年々減少しています(09年は約6万人)。  特にアメリカへの日本人留学生の数が急速に減っています。1995年頃のアメリカでは、日本の留学生数は4万人を大きく超えて世 ...

続きを読む »

「日本は没落と苦悩に喘ぐ国となるのか—否、若者がいる」=フォーリン・プレスセンター理事長 赤阪清隆=第2回=右肩下がりの日本=経済データが示す未来

ニッケイ新聞 2013年1月5日付け  「ミスター円」と呼ばれた元財務省財務官の榊原英輔さんも、2007年に出版された『日本は没落する』という著書の中で、「日本は今、没落へと向かいつつあるのではないかという強い危機感を感じています」と言い、翌年の「没落からの逆転」という著書でその対処策を示しました。  果たして日本はこの人たちが ...

続きを読む »

「日本は没落と苦悩に喘ぐ国となるのか—否、若者がいる」=フォーリン・プレスセンター理事長 赤阪清隆=第1回=没落へと向かう日本=社会崩壊から始まる破壊

ニッケイ新聞 2013年1月4日付け  2001年から03年までの2年間、在聖総領事を任じた赤阪清隆氏は、その後、03年から経済協力開発機構事務局(フランス国パリ)事務次長、広報担当国連事務次長(広報局長)を務め、現在はフォーリン・プレスセンター理事長となっている。昨年12月6日に中央大学多摩キャンパスで学生向けに行われたこの講 ...

続きを読む »